SONY TA-AX70
¥75,000(1982年発売)
解説
実使用時の特性を重視したオーディオ・カレント・トランスファ方式搭載のプリメインアンプ。
プリアンプ部とパワーアンプ部、左右チャンネル間を電気的に独立させるオーディオ・カレント・トランスファ方式を採用しています。これにより、実使用時のダイナミックレンジやセパレーション特性を向上しています。
パワーアンプ部にはHi-ftトランジスタを極小カットオフ領域で働かせるレガートリニア方式を採用しています。これにより、スルーレイトやライズタイムが向上し、さらにスイッチング歪やクロスオーバー歪を低減しています。
ボリュームコントローラーにはリニアゲインコントローラーを採用しています。これにより実使用音量レベルでの音響特性が改善しています。
プリ部用電源とパワー部用電源の相互干渉を抑える定電流シャントレギュレーターをプリ部用電源に採用しています。
大容量コンデンサーなどの高品質部品を投入し、さらなる高音質化を図っています。
シャーシはカッパータイト(銅メッキ処理)ケースを採用しており、構成部品から磁性材を極力排除しています。
MM/MC(40Ω、3Ω)のカートリッジロードセレクターを搭載しています。
Rec outセレクターを搭載しています。
極性表示付の無酸素銅電源コードを採用しています。
Direct/on切替え可能なトーンコントロールを搭載しています。
サブソニックフィルターを搭載しています。
フォノ端子には金メッキ処理が施されています。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
出力 | 75W+75W(20Hz~20kHz、両ch、8Ω) |
高調波歪率 | 0.004%(20Hz~20kHz、実効出力時) |
SN比 | Phono MM:88dB Phono MC:68dB |
ダンピングファクター | 100 |
消費電力 | 120W |
外形寸法 | 幅430x高さ105x奥行360mm |
重量 | 6.3kg |