SONY STR-6450
¥44,800(1971年発売)
解説
レシーバーとしての使いやすさはそのままに総合性能をレベルアップしたFM/AMレシーバー。
チューナー部のフロントエンドには新開発のFETを採用しています。
また、このクラスのレシーバーでよく使われていたLC型フィルターをやめ、ソニー独自のソリッドステート・フィルターを採用しています。
局から局への選局操作中に不快な雑音が出ないよう、利得配分に新しい考え方を導入し、ミューティング付で快適な操作を可能にしています。
AM部にもソリッドステートフィルターを使用しています。
アンプ部には、オーディオ用に開発されたシリコン・トランジスタを採用することで、音を濁らせる歪を減少させています。
二本のマイク、またはワンポイント・ステレオマイクを使用することで、ステレオの拡声装置としても使用することができます。
1本のマイクでも左右両方のスピーカーから音を出せます。
二組のスピーカーを切換えて使用できるスピーカー切換スイッチを搭載しています。
ラウドネススイッチを搭載しています。
機種の定格
型式 | FMステレオ/FM-AMレシーバー | ||||||
回路方式 | 準コンプリメンタリー SEPP OTL回路 | ||||||
<FMチューナー部> | |||||||
アンテナ端子 | 300Ω平衡 | ||||||
感度 | 2μV(S/N:30dB) | ||||||
イメージ妨害比 | 50dB | ||||||
スプリアス妨害比 | 78dB | ||||||
AM抑圧比 | 50dB | ||||||
キャプチャーレシオ | 1.6dB | ||||||
選択度 | 55dB(IHF) | ||||||
S/N比 | 65dB | ||||||
周波数特性 | 30Hz~15kHz、+0 -2dB | ||||||
歪率(400Hz、100%変調時) | mono:0.3% stereo:0.8% |
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FMステレオセパレーション | 35dB以上(400Hz) | ||||||
<AMチューナー部> | |||||||
アンテナ端子 | バーアンテナ内蔵 外部アンテナ端子付 |
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感度 | バーアンテナ:48dB/m 外部アンテナ:30μV |
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イメージ妨害比 | 55dB(1000kHz) | ||||||
IF妨害比 | 40dB(1000kHz) | ||||||
S/N比 | 50dB | ||||||
歪率 | 0.8% | ||||||
<アンプ部> | |||||||
出力 |
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出力レベル/インピーダンス | 録音端子:250mV/10kΩ [REC/PB]出力:30mV/82kΩ ヘッドホン出力:8Ω~10kΩ スピーカー端子:4Ω~16Ω |
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高調波歪率 | 0.8%以下(定格出力時) 0.1%以下(1W出力時) |
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混変調歪率 (60Hz:7kHz=4:1) |
0.8%以下(定格出力時) 0.1%以下(1W出力時) |
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周波数特性 | Phono RIAA規格、AUX、Tape、Rec/PB:30Hz~40kHz、+0 -3dB | ||||||
入力レベル/インピーダンス (定格出力時) |
フォノ端子:2.5mV/47kΩ マイクジャック:2.0mV/47kΩ AUX端子:250mV/100kΩ テープ端子:250mV/100kΩ [REC/PB]入力:250mV/100kΩ |
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S/N比 | フォノ端子:60dB AUX端子:70dB テープ端子:80dB [REC/PB]入力:80dB マイクジャック:60dB |
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ダンピングファクター | 25(8Ω) | ||||||
音質調節 | 高音:10kHz、±10dB 低音:100Hz、±10dB |
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ラウドネススイッチ (-30dB時) |
50Hz、+6dB 10kHz、+4dB |
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<総合> | |||||||
使用半導体 | トランジスタ:39 FET:1 ダイオード:21 |
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電源 | AC100V、50Hz/60Hz | ||||||
電源コンセント | 300W、非連動:1系統 | ||||||
消費電力 | 53W | ||||||
外形寸法 | 幅434x高さ144x奥行345mm | ||||||
重量 | 8kg | ||||||
付属 | フィーダーアンテナ ヒューズ 2Ax2 |