Sonus faber ELECTA AMATOR II
価格不明(1台、1999年頃)
解説
ELECTA AMATORが発表された10年後に、ソナス・ファベールが育んだ技術を踏まえ、新しい方向性、新しい音の理想を目指して開発された改良型スピーカーシステム。
各ユニットには、"ウルトラ・ダイナミック・リアリティ"というコンセプトのもとで全てをカスタムメイドで開発された物を採用しています。
中低域用には18cmのペーパーカーボニウムコーン型ウーファーを採用しています。不要振動を押さえ込んで減衰特性を最適に整えつつ、ボイスコイルにカッパーリングを採用した高耐入力設計となっています。
高域には2cmのシルクドーム型トゥイーターを採用しています。
小さなキャビネットで自然で豊かな低域を得るため、中低域ドライバーと同一口径の18cm高密度ペーパーコーン型パッシブラジエーターを搭載しています。特殊なコーティング処理によって共振周波数を35Hz付近にチューニングし、リアバッフルにマウントしています。
ネットワーク回路は6dB/octのシンプルでなだらかな構成とし、厳選を重ねたパーツとエンジニアリングにより低歪化を図っています。
また、入力端子はバイワイヤリング接続に対応しています。
エンクロージャーは内容積14リットルでわずかなスラントを持たせた構造としており、ドライバーユニットのタイム・アライメントを図るとともに内部定在波を低減しています。
また、バッフル面を本革張りとして不要輻射をコントロールしています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・パッシブラジエーター方式 ・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:18cmコーン型 高域用:2.0cmドーム型 その他:18cmパッシブラジエーター |
周波数特性 | 35Hz~20000Hz |
出力音圧レベル | 88dB/W/m |
インピーダンス | 8Ω |
クロスオーバー周波数 | 2.5kHz、6dB/oct. |
外形寸法 | 幅225x高さ380x奥行390mm |
重量 | 11.3kg |
推奨スピーカースタンド | Stand Wood |