オーディオの足跡

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 解説 

SFL-2の技術や特徴を継承しつつより幅広い対応性と機能をもたせたLINEシリーズの管球式コントロールアンプ。

回路方式には管球式の完全差動型バランス回路を採用しています。
また、出力段はサーボによって安定した駆動を保証したDCカップリングとしており、高純度で強力な信号出力を広帯域にわたって実現しています。

ボリュームにはラダー型のデジタルコントロールボリュームを採用しています。
0.5dBステップで191段階のボリューム調整が可能となっています。

真空管には耐久性に優れた6922を6本使用しています。
スローターンオン機構とあいまって常に安定した動作を実現しています。

シャーシには高質量材を採用するとともにダンプを施し、高剛性化を計っています。

入力端子はバランス式2系統、シングルエンド4系統、テープ1系統を装備しています。
また、出力端子はシングルエンドと完全バランス式がそれぞれ2系統、テープ1系統を装備しています。

ヘッドホン出力にはヘッドルーム社の回路を使用しています。

オペアンプにはテープ・ループ同様にバーブラウン社製のOPA2604を採用しています。

プロセッサー入力を装備しており、ピュアオーディオとマルチチャンネルサラウンドの両立を可能にしています。

赤外線受光の外部化に対応しています。

ワイヤレスリモコンが付属しています。

フロントパネルにはゴールドとブラックの2色のカラーバリエーションがありました。

機種の定格
型式 管球式コントロールアンプ
増幅度 +18dB(1kHz、バランス出力時)
+12dB(1kHz、シングルエンド)
最大入力レベル 8.0Vrms(バランス出力時)
4.0Vrms(シングルエンド)
定格出力レベル 2.0Vrms(バランス出力時)
1.0Vrms(シングルエンド)
全高調波歪率 0.01%以下(20Hz~20kHz、バランス出力時)
0.01%以下(20Hz~20kHz、シングルエンド)
周波数特性 2Hz~180kHz -0.5dB(2Vrms)
チャンネルセパレーション 95dB以上(1kHz、2Vrms)
S/N比 92dB以上(2V、Aウェイト)
使用真空管 6922/6DJ8:6本
最大消費電力 80W(AC100V、50Hz/60Hz)
外形寸法 幅480x高さ115x奥行360mm
重量 11kg