解説　

無指向設計のスピーカーシステム。

Sonabのスピーカーは、スピーカーから直接届く直接音だけでなく、壁や床、天井に反射して届く反射音による影響を研究して設計されています。
まず、可聴周波音の全帯域を全ての方向に均一に出すことが重要だと考え、高域用スピーカーを複数個使用しています。これにより部屋のどの位置でも同様に聴こえるようにしています。
そして、スピーカーを後ろの壁からどの程度離して設置するかも考慮しており、高域用スピーカーは少なくとも40cm離すと軽やかな響きを持って聴こえ、低域及び中域は壁のすぐ近くに置いた方が良い結果が得られたため、それに合わせたユニットレイアウトにしています。
また、スピーカーで行われる無響室での測定は反射音が考慮されていないため、実際に使用する際のスピーカーの特性としては不十分として独自の音響テストルームを作成して測定しています。このテストルームではスピーカーは壁に近い床の上に設置されます。そして壁や床は音を反射する設計となっていますが、もう一方の壁のみ無響室のような完全な吸音壁となっています。これによって実際に使用する部屋に近い特性を得ています。

低域には22cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットは低域の周波数特性曲線が変えられる特別設計されたアンプ(バスエナージャー)で駆動します。

中域には22cmコーン型ミッドレンジを1個搭載しています。

高域には5cmコーン型ツィータを4個搭載しています。

エンクロージャーはバスレフ方式を採用しています。


白とウォルナットの2色のカラーバリエーションがありました。

機種の定格

方式	3ウェイ・6スピーカー・バスレフ方式・フロア型
使用ユニット	低域用:22cmコーン型 中域用:22cmコーン型 高域用:5.1cmコーン型x4
周波数特性	26Hz～18kHz 29Hz～15kHz ±3dB
インピーダンス	約7Ω
最大許容入力	50W(DIN45500及びDIN45573)
内容積	44リットル
外形寸法	幅240x高さ680x奥行430mm
重量	20kg
付属	接続用ケーブル(6m)