オーディオの足跡

3012-R Specialの画像
 解説 

1972年に生産の終了した3012をベースに、改良が施されて復刻されたトーンアーム。

改良を加えた新型のラテラルバランス機構を搭載しています。
メインウェイト部の軸を横移動させる設計となっており、移動部がアームの支点に極めて近いため、支点に対して余計な負担をかけず安定した動作を実現しています。

パイプアームの材質にはアルミ合金に比べて約3倍の強度を持つステンレス鋼を採用しています。

2分割構造のメインウェイトを採用しており、幅広いカートリッジに対応しています。
1.5g~14g(シェルを含む場合は8g~20.5g)までのカートリッジはバランスウェイトフロントを外し、13g~26g(シェルを含む場合は19.5g~32.5g)までのカートリッジにはリアウェイトとともに使用します。
また、着脱の容易さを考慮に入れた設計により、あらゆるカートリッジのセッティングが短時間で簡単に行えます。

水平バランス調整にはリードスクリュー方式を採用しています。
リードスクリューフォロワーがガイドの働きをし、ツマミをまわすとメインウェイトが前後にスライドする構造となっているため、より正確で確実なアジャストを可能にしています。
また、シェル取付け角度においても、コネクタ下部のスクリューを緩めるだけで行える設計になっています。

ナイフエッジにはカーボンファイバーを採用しており、軽快な動作による優れた音質を確保しています。

別売オプションとして、カートリッジ実装時でのピックアップ系全体の低域共振を防ぐためフルイドダンパーがありました。
SMEのフルイドダンパーは、低域共振をシリコン液の流動特性によって抑えています。

機種の定格
型式 トーンアーム
実効長 307.3mm
スライドベース中心からターンテーブル中心まで 294.1mm
スライドベース移動範囲 ±12.7mm
取付面からアーム最後部までの高さ調整範囲 最高:79.3mm
最低:60.3mm
取付面からターンテーブル上面までの高さ調整範囲 最高:41.3mm
最低:27.0mm
取付面から下方に必要な深さ 47.6mm
バランスウェイトの移動のために必要な後方間隔 82.5mm
ターンテーブル上面からダストカバー内側までの間隔 44.5mm
別売 フルイドダンパー FD200(¥13,500)