SHARP SM-SX10
¥252,000(税込、2005年7月7日発売)
解説
11.2MHzの超高速スイッチングLSIを搭載した1ビットデジタルアンプ。
SM-SX10は、SM-SX300で実現した11.2MHz高速1ビットスイッチングを採用しており、CDの1サンプリングデータ中に256ポイントの1ビットデータを生成することで、アナログに近い情報量を実現し、より高音質化を実現しています。
また、安定度の高いドライブを追及した⊿Σダイナミックフィードバックを採用しており、電力スイッチング回路を含めた1ビットデジタル負帰還により、より精度の高いスイッチング増幅動作を可能にしています。
1ビットアンプに用いられている1ビットデジタル信号は、デジタル信号でありながら、そのパルス波形をローパスフィルターに通すと元のアナログ情報が取り出す事ができます。これにより、一般のリニアPCMに代表されるマルチビット信号と異なり、音の劣化を招くDACを必要としていません。
SM-SX10では、マルチビット信号を1ビットデジタル信号に変換するため、専用LSIを開発・搭載しています。このLSIではDVDオーディオの最高サンプリングレート192kHzや、ビットレート16bit~24bitのマルチビット信号を1ビット信号に変換できます。また、スーパーオーディオCDのサンプリング周波数2.8MHz(64fs)1ビット信号入力にも対応しています。
高品位なデジタルオーディオ信号をダイレクトに伝送できるi.Link(Audio)入力端子を搭載しています。
(DVDレコーダーなどのi.Link(TS)/DV端子とは接続対応していません。)
ローパスフィルターのコア材料には大出力時でも歪の少ない鉄カーボニルコアを採用しています。
フライバック擬似共振型スイッチング電源を採用しています。
1ビットアンプ基板には4層ガラスエポキシ基板を採用し、電源基板には両面ガラスエポキシ基板を採用しています。
アナログ入力回路部にオーディオ電解カップリングコンデンサを採用しています。
DC電源回路に60,000μFの電解コンデンサを搭載しています。
デジタル部への供給電源回路の高周波ノイズ低減にOSコンデンサを採用しています。
また、デジタル・アナログ電源を完全分離した遮蔽構成となっています。
無酸素銅ACコードを採用しています。
本体の共振を低減するため3点支持構造を採用しており、ピアノスタビライザ技術を活用した新開発スタビライザを採用しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | 1ビットアンプ |
定格出力(1kHz) | 100W+100W(4Ω) 50W+50W(8Ω) |
周波数特性 | 10Hz~100kHz +0 -5dB |
全高調波歪率 | 0.05%(1kHz、1W出力時) |
ダイナミックレンジ | 96dB |
A/Dノイズシェーピング | 7次⊿Σ変調ノイズシェーピング |
入力端子 | iLink(Audio)入力:1系統 RCA同軸デジタル入力:1系統 角型光デジタル入力:1系統 RCAアナログ入力:3系統 |
出力端子 | 角型光デジタル出力:1系統 RCAアナログ出力:1系統 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 定格:110W 待機時:0.3W |
最大外形寸法 | 幅430x高さ90x奥行454mm |
重量 | 約9.0kg |
付属 | リモコン 電源ケーブル(2m) |