SHARP SC-88
¥79,000(1980年頃)
解説
FM/AMチューナーとアンプに加え、ダブルカセットデッキを一体化したダブルデッキレシーバー。
カセットデッキ部は再生専用のテープ1と録再用のテープ2で構成されており、1台でダビングが可能です。
録音再生用ヘッドにはハードパーマロイヘッド、消去用ヘッドにはダブルギャップフェライトヘッドを採用しています。
ワンボタンで左右のデッキを同時スタートできます。また、多重録音機能や一発選曲APSS装置、左右のテープの音量バランスをひとつのツマミで調整できるテープフェーダー機能を搭載しています。
ダビング中でもラジオやレコードを楽しめるサウンドフリー機構を搭載しています。
テープセレクターを搭載しており、メタルポジション専用スイッチも設けられています。
マイクミキシング機能を搭載しています。
また、マイク回路にリミッターを採用しており、音割れを防止しています。
テープ1が終了した後テープ2が自動的に再生される連続演奏機能を搭載しています。
ワンタッチで無録音部分が作れるエディットボタンを搭載しています。
30W(15W+15W)のアンプを内蔵しています。
デジタル6連2色LEDメーターを搭載しています。
高温と低音の音質を別々に調整できます。
ALC(自動録音レベル調整)回路を内蔵しています。
テープ走行が終了すると操作したレバーが元に戻りメカが解放されるフルオートストップ機構を搭載しています。
機種の定格
| 型式 | ダブルデッキレシーバー |
| <FMチューナー部> | |
| 回路方式 | スーパーヘテロダイン方式 |
| 受信周波数 | 76MHz~90MHz |
| 実用感度 | 2.5μV(アンテナ終端電圧) |
| IM妨害比 | 50dB(83MHz) |
| IF妨害比 | 75dB(83MHz) |
| AM抑圧比 | 40dB |
| 歪率 | 0.5% |
| S/N | 65dB |
| セパレーション | 30dB(1kHz) |
| <AMチューナー部> | |
| 受信周波数 | 530kHz~1605kHz |
| 実用感度 | 250μV/m |
| IM妨害比 | 46dB |
| IF妨害比 | 30dB |
| 歪率 | 0.8% |
| <テープデッキ部> | |
| テープ型式 | 4トラック2チャンネルステレオ方式 |
| 録音方式 | 交流バイアス式 |
| 消去方式 | 交流消去式 |
| ヘッド | 録再ヘッド:ハードパーマロイヘッド 再生ヘッド:ハードパーマロイヘッド 消去ヘッド:ダブルギャップフェライトヘッド |
| モーター | 電子制御DCモーターx2 |
| テープ速度 | 4.75cm/s |
| 早送り時間 | 100秒(C-60テープにて) |
| 巻戻し時間 | 100秒(C-60テープにて) |
| ワウ・フラッター | Tape1、2:0.08%(WRMS、JIS) |
| 周波数特性 | 40Hz~17kHz(メタル) 40Hz~15kHz(クローム) 40Hz~12kHz(ノーマル) |
| S/N | Tape1:58dB Tape2:53dB |
| 歪率 | 1.5% |
| メカ操作 | ピアノキー式、フルオートストップ メカニカルポーズ、同時スタート、APSS(Tape1) |
| その他 | メタルテープ切換スイッチ 2色LED表示VUメーター |
| <アンプ部> | |
| 回路方式 | 純コンプリメンタリーOTLアンプ 自動利得制御回路付マイクアンプ |
| 実効出力 | 15W+15W(8Ω、EIAJ、5%) |
| 全高調波歪率 | 0.3%(1kHz、5W) |
| 出力帯域幅 | 20Hz~20kHz(THD 1%) |
| ダンピングファクター | 20以上 |
| 入力感度/インピーダンス | Mic:1mV/600Ω Phono:3mV/47kΩ |
| 周波数特性 | 40Hz~20kHz ±3dB |
| 付属機能 | マイクミキシングボリューム テープフェーダーコントロール エコースイッチ ラウドネスコントロール |
| <総合> | |
| 入出力端子 | プレイヤー入力(RCA) マイクφ6.3mm、ヘッドホンφ6.3mm スピーカー(ワンタッチ) アンテナ入力(300Ω) |
| 使用半導体 | トランジスタ:24個 FET:1個 IC:13個 ダイオード:25個 LED:2個 LEDアレー:3個 |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 40W |
| 外形寸法 | 幅525x高さ161x奥行300mm |
| 重量 | 8.6kg |