SASAKI ACOUSTICS LA-1
¥79,000(1990年代頃?)
解説
PSPM(ピッチ感、セパレーション、パースペクティブ、ミュージカルフィデリティ)の4つの条件を満たすべく開発されたステレオアンプ。
回路設計はクリアボールスピーカーの音作りをしたオーディオスペシャリストである遠藤俊夫氏が行いました。
LA-1は単純な回路で構成されています。また、音質の充実を図るためにPowerは程々に押さえ、音的な総合バランスを考えて最良の部品を選択してあります。
例えば、1%級精密タンタル抵抗、コンダクティブプラスチックボリュームコントロール、OFCリード線使用のコンデンサーを採用しています。また、電源部には特性リングコアトランスや高耐圧ファースト・リカバリー・ダイオードを採用しています。
シャーシをはじめ小物パーツに至るまで非磁性体を使用して電磁誘導を極力防止しています。
パワーデバイスにはナショナルセミコンダクター社製のLM1875Tを採用しています。
クリアボールスピーカーとのマッチングを考えて設計されていますが、他のスピーカーの再生も考慮されています。
機種の定格
型式 | ステレオアンプ |
定格出力(両ch動作時、1kHz) | 16W+16W(4Ω) 14W+14W(8Ω) |
全高調波歪率(1kHz、定格出力時) | 0.1% |
周波数特性 | 20Hz~20kHz +0 -0.25dB |
S/N比 | 94dB |
入力感度 | 8Ω:480mV 4Ω:360mV |
消費電力(電気用品取締法基準) | 50W |
外形寸法 | 幅276x高さ90x奥行290mm |
重量 | 2.6kg |