OTTO/SANYO FMT-1001mkII
¥33,000(1977年頃)
解説
PLL方式を採用したFM/AMチューナー。
FMフロントエンド部には低雑音でリニアリティの良いジャンクション型FETと周波数直線型3連バリコンを用いた回路を採用しています。
さらに、空芯コイルを使用することで実用感度1.9μVを達成しています。
IF段にはリニアフェイズフィルターを4素子構成で使用しており、これに3段差動増幅の高集積ICを用いることで実効選択度を高めています。
MPX部にはPLL方式を採用しており、安定したスイッチングによって良好なセパレーションを得ています。
さらにLCキャリアリークフィルターを搭載することでビート障害にも対処しています。
280mmのロングスケールダイアルを採用しており、大型フライホイールでrチューニングフィーリングを滑らかにしています。
また、2メーター方式を採用することで正確な同調が可能です。
機種の定格
| 型式 | FM/AMチューナー |
| <FMチューナー部> | |
| 実用感度(IHF) | 1.9μV |
| キャプチャーレシオ | 1.0dB |
| 実効選択度 | 60dB |
| イメージ妨害比 | 60dB |
| AM抑圧比 | 55dB |
| キャリアリーク抑圧比 | 65dB |
| SN比 | mono:70dB stereo:66dB |
| ステレオセパレーション | 40dB(400Hz) |
| 歪率 | mono:0.15% stereo:0.2% |
| <AMチューナー部> | |
| 感度 | 300μV/m(バーアンテナ) |
| 選択度 | 30dB |
| 歪率 | 0.4% |
| <総合> | |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 16W(定格) |
| 外形寸法 | 幅420x高さ148x奥行350mm (バーアンテナは含まず) |
| 重量 | 6.2kg |