OTTO/SANYO DCA-1301
¥89,800(1975年頃)
解説
裸特性を改善することでオーバーオールでのNFBを抑えたプリメインアンプ。
パワーアンプ部はクロスバイアス方式のトリプルダーリントン構成ピュアコンプリメンタリーOCL回路を採用しています。
初段差動プッシュプルから全段プッシュプル構成によって裸特性の改善を図り、オーバーオールでのNFBは20dBにとどめています。また、動特性としての測定値であるスルーレートは40V/μsecを実現しています。
イコライザンプ部は初段差動増幅、終段エミッタフォロワの3段直結回路を採用しており、低域の安定度を改善しています。
2dBステップのトーンコントロール回路を採用しています。
テープモニター回路を搭載しています。
応答の速い高信頼保護回路を採用しています。
機種の定格
| 型式 | プリメインアンプ |
| <メインアンプ部> | |
| 回路方式 | 差動入力全段直結ピュアコンプリメンタリーOCL |
| 実効出力(両ch駆動) | 60W+60W(8Ω、20Hz~20kHz) |
| 全高調波歪率 | 0.1%(定格出力時) 0.03%(1W) |
| 周波数特性 | 5Hz~100kHz ±1dB |
| 出力帯域幅(IHF) | 5Hz~100kHz(THD 0.3%) |
| ダンピングファクター | 40(1kHz、8Ω) |
| 出力端子 | Speaker A、B:4Ω~8Ω Speaker A+B:8Ω~16Ω |
| <プリアンプ部> | |
| 入力感度/インピーダンス | Phono1:2.5mV/50kΩ Phono2:2.5mV/30kΩ、50kΩ、100kΩ Tuner、Aux1/2、Tape1/2:300mV/80kΩ |
| Phono最大許容入力 | 500mV(1kHz、RMS) |
| 出力レベル/インピーダンス | Tape rec 1/2:100mV |
| 周波数特性 | RIAA偏差 ±0.1dB Aux:5Hz~40kHz -1dB |
| SN比(IHF-A) | Phono:70dB Aux:90dB |
| トーンコントロール | Bass:±10dB(50Hz) Treble:±10dB(20kHz) |
| <総合> | |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 定格消費電力 | 165W |
| 外形寸法 | 幅420x高さ148x奥行330mm |
| 重量 | 12kg |