
SANSUI TU-307
¥31,000(1978年頃)
解説
アンプにおけるワイドレンジ特性をチューナーにも引き継ぎ、音質向上を図ったFM/AMチューナー。
FMフロントエンドには高感度ジャンクションFETや精密3連バリコンを採用しています。
また、IF部には群遅延特性を重視した3段差動リミッター回路を採用しています。
検波回路にはクアドラチュア検波回路を採用しており、微分利得特性のうねりを0.5%以内に抑え200kHz以上の直線性を実現しています。
MPX部にはPLL-MPX方式を採用しており、高安定度・音質重視の設計となっています。
FMミューティング回路を搭載しており、FM特有の雑音をFM-auto時にカットできます。
AMチューナー部には高精度2連バリコンとAM専用高集積度モニリシックICを採用しています。また、AM-IF部には高選択度特性のセラミックフィルターとLCブロックを内蔵しており、良好な選択度を得ています。
ノイズキャンセラー回路を搭載しています。
シグナルメーターとセンターメーターを搭載した2メーター方式を採用しています。
機種の定格
型式 | FM/AMチューナー |
<FMチューナー部> | |
実用感度 | mono:10.1dBf(旧IHF 1.75μV) stereo:19dBf(旧IHF 4.9μV) |
50dBクワイティング感度 | mono:15dBf |
S/N比(80dBf) | mono:78dB以上 stereo:76dB以上 |
周波数特性 | 20Hz~15kHz(stereo) |
歪率(IHF、65dBf) | mono:0.06%以下(1kHz) stereo:0.08%以下(1kHz) |
選択度 | 50dB以上(400kHz) |
ステレオセパレーション | 40dB以上(1kHz) |
<AMチューナー部> | |
実用感度(バーアンテナ) | 47dB/m |
<総合> | |
外形寸法 | 幅430x高さ110x奥行307mm ラックマウントアダプター付き:幅482x高さ110x奥行314mm |
重量 | 5.3kg ラックマウントアダプター付き:5.5kg |