SANSUI FM-8
価格不明(1960年代頃)
解説
MPXアダプタースイッチを搭載したFMチューナー。
マルチプレックスアダプター端子を搭載しており、FM立体放送(ステレオ放送)や多重放送への対応を図っています。
高周波増幅や周波数混合用にテレビ用のハイgm管6R-HH2を採用し、中間周波増幅段には高感度新種管である6EJ7を採用しています。これにより高感度で雑音の少ない受信を可能にしています。
AFC回路を搭載しており、弱電界地域でもリミッターが動作してFM特有の同調ズレを抑え、安定した受信が可能です。
電源部にはレギュレーションの良い回路を内蔵しています。
スイッチとダイヤルツマミのみで操作するシンプルな構成を採用しています。
小型の縦型デザインを採用しています。
機種の定格
| 型式 | FMチューナー |
| 受信周波数 | 80MHz~108MHz |
| 中間周波数 | 10.7MHz |
| ディエンファシス特性 | 50μs c/s |
| 感度 | 13dB/μV(S/N 30dBにおいて) |
| 出力電圧 | 1V(入力60dB/μV、400Hz、40%変調時) |
| 帯域幅 | 200kHz(-3dB) |
| 使用真空管等 | 真空管
6R-HH2x1 6AQ8x1 6EJ7x2 6BA6x1 6ME5x1 6X4x1 ダイオード OA-81x2(ゲルマニウムダイオード) |
| 電略 | テ サ |
| 電源 | AC100V/117V/240V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 35.5VA |
| 外形寸法 | 幅112x高さ117.5x奥行317mm |
| 重量 | 3.5kg |
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