SANSUI APS-430
¥159,800(1台、1970年頃?)
解説
組格子デザインやサンスイのアンプ技術を投入することで高音質化を図ったステレオセット。
レシーバー部
出力部には三極出力管と大容量・広帯域出力トランスを使用しています。
また、ヘッドアンプ部はシリコントランジスタと真空管直流点火方式を採用しており、ハムを少なく抑えるとともにダイナミックレンジを拡大しています。
配線による高域の低下を防ぐ低インピーダンス型のカソードフォロワー方式録音端子を採用しています。
また、カソードフォロワードライブのトーンコントロールによって低域から高域まで癖の無い音質を得ています。
プレイヤー部
プレイヤーには4極シンクロナスモーターを使用しています。
カートリッジにはMC型を採用しています。
スピーカー部
強力磁気回路を用いた25cmコーン型ウーファー、12cmコーン型スコーカー、ホーン型トゥイーターを搭載した3ウェイ構成となっています。また、ネットワーク部には12dB/octの本格的ネットワークを搭載しています。
その他
キャビネットはウォルナット仕上げとなっており、左右スピーカーとセンターボックスを別々に設置した場合も考慮してデザインがされています。
センターボックスはアンプ部を縦に組み込んだデザインとなっており、鎧戸式の扉をつけた構造となっています。
機種の定格
型式 | ステレオ |
<アンプ部> | |
ミュージックパワー | 30W |
実効出力 | 14W/14W |
歪率 | 0.8% |
パワーバンドワイズ | 20Hz~20kHz |
ダンピングファクター | 22(8Ω) |
入力感度 | Phono:2.6mV Aux:260mV |
<チューナー部> | |
感度 | FM:2.5μV AM:20μV |
<プレイヤー部> | |
ワウフラッター | 0.2%以下 |
モーター | 4極シンクロナスモーター |
ターンテーブル | 30cmアルミダイキャスト製 |
トーンアーム | 無共振パイプアーム・ユニバーサルシェル装備 |
カートリッジ | MC型 |
針先 | ダイヤ針 |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
針圧 | 2.5g |
<スピーカー部> | |
方式 | 3ウェイ・3スピーカー |
使用ユニット | 低域用:25cmコーン型 中域用:12cmコーン型 高域用:ホーン型 |
最大入力 | 15W |
<その他> | |
外形寸法 | 幅1,544x高さ700x奥行410mm |
重量 | 73.2kg |