SANSUI SP-K1
¥40,000(2台1組、1993年発売)
解説
サンスイの伝統的な格子デザインを採用したコンパクトスピーカーシステム。
リファレンス機としてB-2103MOSを使用し、徹底したデータ分析と試聴をもとに開発されました。
低域には13cmコーン型ウーファー、高域には5cmコーン型トゥイーターを搭載しています。
各ユニットは低歪磁気回路とノンプレスコーンを採用しており、徹底した調整により、歪を最小限としたリニアフェイズを実現し、優れた定位を獲得しています。
ネットワーク部は、位相のわずかなズレにも対処するため、ウーファーを6dB/octハイカット、トゥイーターを12dB/octローカットしており、非対称ネットワークとすることで、音のつながりを改善しています。
エンクロージャーはバスレフ構造とし、ダクトをスピーカー背面に設置しています。
さらに、フロントパネルのウーファーユニット部分にリフレクションバッフルを装着しており、構造的にエネルギー密度を上昇させ、小型スピーカーでも豊かな低音再生を可能にしています。
フロントパネルのトゥイーター部分には、羊毛を使用したフェイルとを貼り付け、エンクロージャー内部にも吸音材として同質のものを内蔵し、共振などによって発生する音のヨゴレなどを抑えています。
フロントグリルには、檜葉材を格子状に組合わせた伝統的なデザインを採用しています。
また、入力端子にはバナナプラグ対応の金メッキターミナルを採用しており、さらに防磁型としています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計(EIAJ) |
ユニット | 低域用:13cmコーン型 高域用:5cmコーン型 |
周波数特性 | 60Hz~22kHz |
出力音圧レベル | 88dB/W/m |
瞬間最大入力 | 70W |
インピーダンス | 6Ω |
クロスオーバー周波数 | 4kHz、6dB/oct(ハイカット)、12dB/oct(ローカット) |
外形寸法 | 幅208x高さ333x奥行228mm |
重量 | 5.1kg |