SANSUI SP-300
¥52,300(1台、1967年1月発売)
解説
スピーカーを意識させないほど自然な音をめざして開発された大型フロアタイプスピーカーシステム。
低域には30cmのコーン型ユニットが採用されています。
コーン紙にはやや厚めで硬い紙質のものを開発し、エッジはクロスのロール型を採用しています。
磁気回路はマグネットを8個使用し、13,600gaussの磁束密度を実現しています。
中域にはマグネットを8個使用したドライバーユニットによる本格的なホーンを採用しています。
振動板には硬質ジュラルミンを採用しています。
高域には角型のホーン型ユニットが2個採用されています。
ネットワークにはサンスイのトランス技術を生かした12dB/octの特殊設計コイルを採用しています。
また、高域用と中域用にそれぞれ3ポイントのタップ式レベルコントロールを搭載しています。
エンクロージャーはパイプダクトによるバスレフ方式で、内部には吸音材を入れることで干渉を抑えています。
素材は板厚21mmのチップボードで、ウォールナット仕上げとなっています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
ユニット | 低域用:30cmコーン型 中域用:ホーン型 高域用:ホーン型x2 |
周波数特性 | 35Hz~20000Hz |
最大入力 | 50W |
インピーダンス | 8Ω |
出力音圧レベル | 104dB/W |
クロスオーバー周波数 | 1000Hz、6000Hz(12dB/oct) |
外形寸法 | 幅460x高さ700x奥行420mm |
重量 | 35.6kg |