オーディオの足跡

SR-4040の画像
 解説 

プレイヤーの基本性能を徹底的に追求したレコードプレイヤー。

ベルトドライブ駆動方式を採用しており、安定した回転を得ています。
モーターによるダイレクトドライブという簡素なメカニズムなため、複雑な機構のものに比べて摩擦が発生せず、故障を少なく抑えています。

ターンテーブルは、慣性質量を大きく、全体の重量を軽くするために、2重ターンテーブル方式を採用しています。
外側を2.5kgの亜鉛ダイキャスト、内側を0.5kgのアルミダイキャストとしており、その重量を極力周辺部にふりむけ、内側のターンテーブルをベルトドライブにし、フライホイール効果を最大限に発揮させています。

モーターには電圧や負荷の変化に対しても影響を受けず常に定速回転を保つ、コンデンサー起動の4極シンクロナス型を二重懸架装置で使用しており、SNを改善しています。

ベルトには精密度の高いグラインダー仕上げのポリウレタンベルトを採用し、厚さムラをミクロンオーダーの数値まで均一化しており、非常に安定であると同時に温度変化に強く、経年変質を少なく抑えています。

軸受けのセンタースピンドルとの嵌合部分には、砲金をラミネートし完全なラッピング仕上げが施されています。
これにより、ピポット部分の加圧が最小に抑えられているため、重いターンテーブルの使用にもかかわらず、磨耗の心配がありません。
さらに接合部分には金属には強い特殊樹脂を使用し、特殊設計のオイル溜りを設けてあります。

センタースピンドルには約110mmのステンレスを採用しています。

電源スイッチOFFの状態ではスピード切替機構が自動的にインターロックされ、ベルトの変形を抑えています。
また、二重ターンテーブルの内側をドライブしているため、ベルトのかけかえが簡単になっています。

静電防止剤が封入されたエッジの柔らかな特殊ラバーシートを使用しており、レコードを帯電や傷から防いでいます。

アームには高精度のミニチュアベアリングを採用した無共振スタティックバランス型パイプアームを採用しています。このアームはアーム可動部の重量、磨耗抵抗及び慣性能率を出来る限り小さく設計し、良好な感度を得ています。
また、0.5gステップの針圧直読目盛がついており、つまみの前進、後退という操作だけで好みの針圧が得られます。
さらに、特に自重のある特殊なカートリッジを使う場合のために、サブ・バランスウェイトがつけられています。

カートリッジにはMC型を採用しています。

特殊な軽合金を用いフチを下方へ曲げて補強リブとし、強度と共振点を解決した軽量スペアシェルが付属しています。
リード線を含めて自重はわずか7gで、欧州規格のコネクターが採用されているため、他のアームにも使用が可能です。

フェザータッチのスタート・リフター連動カム機構が採用されています。
山水独自の遅延動作型のため、急激な動作でON/OFFをしても、リフター上で乱舞するような現象は起きません。

ラテラルバランサーを搭載しているため、カートリッジ側の重心とウェイト側の重心を結んだ直線がつねに支点を通るよう調整が出来ます。

ケースはウォルナット製で、取り外しの自由なアクリルカバーも付属しています。

ハウリングを防止するために、コイルスプリングとゴムクッションによるオーディオインシュレーターが採用されています。

機種の定格
型式 ステレオレコードプレヤー
方式 2スピード、二重ターンテーブル、ベルトドライブ方式
ターンテーブル 31cm、2.5kg、亜鉛合金ダイキャスト
20cm、0.5kg、アルミ合金ダイキャスト
(計3kg)
電源モーター コンデンサー起動4極シンクロナス・モーター
定格回転数 33 1/3、45rpm
回転切替方式 プッシュ・ボタンによるベルト掛け替え機構
SN比 46dB以上
ワウ・フラッター 0.08%以下
PUアーム スタティックバランス型無共振パイプアーム
トラッキングエラー ±1φ゜
針圧 0g~2.5g(0.5gステップで直読)
カートリッジ MC型(昇圧トランス内蔵)
周波数特性 15Hz~22kHz
出力バランス 1.0dB以内
クロストーク 30dB以上(1kHz)
出力電圧 4mV(1kHz、50mm/sec)
標準負荷抵抗 50kΩ
標準針圧 1.5g~2g
針先コンプライアンス 18x10-6cm/dyne
針先 0.5mil、丸型ダイヤ針
付属装置 電源スイッチと連動する遅延オイルダンプ式アームリフター
針圧直流ウェイト
カートリッジ自重補正用サブウエイト
JIS、EIA規格に準ずるプラグイン・スペア・ヘッドシェル
特殊ハウリング防止機構
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 15VA
外形寸法 幅512x高さ186x奥行388mm
重量 12kg