SANSUI FR-2080
¥38,000(1970年代頃?)
解説
電磁検出機構を等差いすることで軽針圧動作を可能にしたオートマチックプレイヤー。
            
            オートプレイヤーでは、アームに側圧がかかり針先やレコードを痛めたりする場合があります。
            これを改善するため電磁検出機構を内蔵しており、アームの動きをレコードの音溝に関係なく、アームの位置で電磁的に検出し、駆動モーターとは別の専用タイミングモーターで確実なオートマチック動作を行います。
            これにより、マニュアルプレイヤーと性能の変わらない軽針圧動作でのトレースを実現しています。
            
            駆動方式にはベルトドライブ方式を採用しており、モーターには4極シンクロナス型モーターを使用しています。
            モーターの支持方式を改良するとともに精密仕上げのキャプスタンやターンテーブル・シャフトを採用することで、安定度の高い回転を実現しています。
            
            操作の楽なオートマチック動作に加え、手動のマニュアル動作も可能です。
            
            トーンアームにはスタティックバランスS字型トーンアームを採用しています。
            水平方向に超精密ボールベアリング、垂直方向にポポットベアリングを採用することで感度の向上が図られており、追従性も向上しています。また、糸吊り式のインサイドフォースキャンセラーを装備しているため、針先のバランスが正確にとれることでより忠実なトレースが可能となっています。
            針圧調整は直読式バランスウェイトで適正針圧に調整できます。
            
            新開発のMM型カートリッジであるSV-41と搭載しています。
            
            キャビネットには2重フローティング方式を採用しており、キャビネットからターンテーブルボードを浮かせることでハウリングに対処しています。また、キャビネット全体をインシュレーターで支える事で外部からの振動にも対処しています。
            
            高域特性の良好な低容量(40pF/m)出力コードを採用しており、カートリッジの交換によって4チャンネルの再生も可能です。
			
機種の定格
| 型式 | オートマチックプレイヤー | 
| ターンテーブル | 30cmアルミ合金ダイキャスト製 | 
| モーター | 4極シンクロナス型 | 
| 駆動方式 | ベルトドライブ方式 | 
| 定格回転数 | 33・1/3、45rpm | 
| ワウ・フラッター | 0.07%(WRMS) | 
| S/N | 45dB(JIS) | 
| トーンアーム | スタティックバランスS字型パイプアーム 針圧直読式 インサイドフォースキャンセラー 4端子プラグイン・ヘッド式  | 
                
| 実効長 | 220mm | 
| オーバーハング | 15mm | 
| カートリッジ | MM型(SV-41) | 
| 周波数特性 | 10Hz~20kHz | 
| 出力電圧 | 3.5mV(1kHz、50mm/sec) | 
| 負荷インピーダンス | 50kΩ | 
| 適正針圧 | 2g~2.5g | 
| 針先 | 0.5mil、ダイヤ針(SN-41) | 
| 定格消費電力 | 11W | 
| 外形寸法 | 幅445x高さ169x奥行370.5mm | 
| 重量 | 7.8kg | 
.jpg)
.jpg)
.jpg)