
SANSUI D-α7
¥45,000(1994年頃)
解説
カセットテープ本来の音を丁寧に磨き上げるというテーマのもとで開発されたアルフシリーズのカセットデッキ。
トレイ式の水平ローディングメカニズムを採用することでテープ走行中におけるカセットハーフの微振動を抑えており、テープ走行の安定性を高めるとともに変調ノイズを低減しています。
オートバイアス機能を搭載しており、テープごとに微妙に異なる最適録音バイアス値をワンタッチで自動設定できます。
CARS PRO(Computer Assisted Recording System PRO)を搭載しています。
この機能では、ワンタッチ操作で最適な録音レベルと録音バイアス値を自動設定するとともに、リーダーテープを自動的に送り、オリジナルの曲順のままA面エンドまで録音して最後の曲でフェードアウトします。B面はその曲の最初から録音をはじめ、最後はフェードアウトとなります。
テープエンドの曲が32秒未満の場合は自動的にイレースします。
回転部の高剛性とテープ走行の安定性を実現するため、アルミダイキャスト製フライホイールを採用しています。
最適重量バランスを考慮したセンターメカニズムレイアウトを採用しています。
また、新開発素材によるカセットメカベースやインシュレーターによって振動や共振を低減しています。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーB/C NRを搭載しています。
また、高域の録音特性を向上させるドルビーHX-PROも搭載しています。
ディスプレイ部には16セグメント大型ピークレベルメーターを搭載しています。
4桁電子カウンターを搭載しており、カウンターメモリープレイ/ストップが可能です。
リーダーテープ送りや前後16曲頭出し、オートレックミュート(4秒間)、レックキャンセル機能を搭載しています。
金メッキ入出力端子を使用しています。
システムコントロール機能を搭載しており、アンプA-α7のリモコンで遠隔操作が可能です。
機種の定格
型式 | カセットデッキ |
録音方式 | 4トラック2チャンネルステレオ |
ヘッド | 録音・再生:ハードパーマロイ 消去:ダブルギャップフェライト |
ワウ・フラッター | 0.06%WRMS(JIS) |
周波数特性(EIAJ) | ノーマル:30Hz~16kHz ±3dB クローム:30Hz~17kHz ±3dB メタル:30Hz~18kHz ±3dB |
S/N比 | ドルビーC on:74dB以上(メタルテープ) |
チャンネルセパレーション | 40dB(EIAJ、1kHz) |
定格消費電力 | 15W |
外形寸法 | 幅284x高さ125x奥行320mm |
重量 | 3.8kg |
別売 | サイドウッド SW-AD7(¥5,000) |