SANSUI TAC-505
¥59,000(1971年頃)
解説
PBシリーズの開発ポリシーを継承して開発されたステレオレシーバー。
FMチューナー部のフロントエンドにはFETと超精密3連リニアバリコンを採用することで高い感度と安定性を得ており、特に歪率やキャプチャーレシオなどのRF諸特性が改善されています。
さらに、IF4段増幅と3段リミッター回路の使用によって十分なリミッター効果が得られ、雑音多発地区や弱電界地区でも安定してFM放送を楽しめます。
チューナー部のパネルにはグリーンに浮かぶ特徴的な丸型ダイアルを採用しています。
その他に2系統のFMアンテナ端子やAM用高感度フェライトバーアンテナを備えています。
メインアンプ部には準コンプリメンタリーSEPP OTL回路を採用しています。
イコライザー回路にはローノイズシリコントランジスタを使用しています。また、低周波部は全段シリコントランジスタによってSN比を改善するとともに低歪率を実現しています。
Phono入力は2系統備えています。
トーンコントロール部にはクリックストップ式のトリプルトーンコントロールを搭載しており、一般的な低域と高域だけでなく、中域も調整が可能です。
ハイフィルターやローフィルターをはじめ、ラウドネスコントロール、モードスイッチ、テープモニター回路、ヘッドホン端子などの機能を搭載しています。。
機種の定格
型式 | FM/AMレシーバー | ||
<パワーアンプ部> | |||
実効出力 | 20W/20W(4Ω) 18W/18W(8Ω) |
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ミュージックパワー(IHF) | 50W(4Ω) 42W(8Ω) |
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全高調波歪率 | 0.5%以下 | ||
パワーバンドウィズ | 30Hz~30kHz | ||
周波数特性 | 25Hz~40kHz ±1dB | ||
ハム及び雑音(IHF) | 100dB | ||
入力感度/インピーダンス | 0.8V/100kΩ | ||
ダンピングファクター | 30(8Ω) | ||
<プリアンプ部> | |||
全高調波歪率 | 0.1%以下 | ||
出力電圧 | 2V(最大出力) 0.8V(定格出力) |
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周波数特性 | 20Hz~30kHz ±1dB | ||
ハム及び雑音(IHF) | Phono:65dB Aux:70dB |
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入力感度/インピーダンス (定格入力、1kHz) |
Phono1、2:2mV/50kΩ Aux:170mV/100kΩ Tape Mon(pin):150mV/100kΩ Tape Recorder(din):150mV/100kΩ |
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録音出力 | Tape rec(pin):150mV Tape recorder(din):30mV |
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トーンコントロール | Bass:±12dB(20Hz) Midrange:±5dB(1,5kHz) Treble:±12dB(20kHz) |
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ラウドネス | 50Hz:+8dB 10kHz:+3dB |
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ハイフィルター | -10dB(10kHz) | ||
ローフィルター | -10dB(50Hz) | ||
<チューナー部> | |||
感度 |
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選択度 | FM:32dB AM:20dB |
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IFリジェクション | FM:70dB AM:60dB |
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FMキャプチャー・レシオ | 3dB | ||
FM S/N比 | 60dB | ||
FM 全高調波歪率 | 1% | ||
<その他> | |||
消費電力 | 135W | ||
外形寸法 | 幅455x高さ127x奥行298mm | ||
重量 | 8.85kg |