オーディオの足跡

PR:SANSUIの製品をヤフオク!で検索
PR:ヤフオク!で中古オーディオを検索

SAX-2000の画像
 解説 

FET内蔵のチューナーを搭載した最高級ソリッド・ステートFM/AMレシーバー。

FMフロントエンド部では、FM専用の4連バリコンとFETのRF初段、RF2段目、ミキサー、オシーレータ回路は特に選別したノイズレスシリコントランジスタを採用しています。
さらに、5段増幅のIF部とリミッター4段で、高増幅度、高安定度、低雑音、低歪率化を図っています。
また、フロントエンド部に2段とIF部に1段のAGC回路を設け、強電界にも安定した受信を可能にしています。

マルチ回路にはスイッチング方式を採用しています。

AMチューナー部は、FMチューナーと兼用回路にせずに専用回路とし、RF1段と3段バリコンを採用しています。
これにより、AM電波につきものなビートやホイッスルノイズなどのAMノイズ特性と選択度を向上しています。
さらに、フェライトバーアンテナを搭載しており、遠近距離スイッチで電界強度も切り替えできます。

FM部とオーディオ部はオールシリコントランジスタ構成となっており、特にヘッドアンプにはノイズレスシリコントランジスタを使用して低出力時の歪やS/Nを改善しています。

パワーアンプ部には、パワートランジスタにメサ型シリコントランジスタを使用したコンプリメンタリーダーリントン回路のSEPP-ITL-OTL方式を採用しています。
また、純電子式のパワートランジスタ保護回路と速断ヒューズによる二重式保護回路を採用しています。

電源部には、サンスイが特別に開発したトランジスタアンプ用のパワートランスを採用しています。
さらに、電源ハムが出ないように、ハムプルーフベルト、ショートリングが取付けられています。

中間アンプ部は、低雑音シリコントランジスタによるNF型トーンコントロールを採用しています。
またフリクション式二重ボリュームになっているため、各々のチャンネルを別々の音質に帰られます。

機種の定格
FM/AMレシーバー
<オーディオ部>
ミュージックパワー(IHF) 100W ±1dB(4Ω)
85W ±1dB(8Ω)
実効出力 36W/36W ±1dB(4Ω)
32W/32W ±1dB(8Ω)
全高調波歪率 0.8%以下(定格出力時)
パワーバンドワイズ(IHF) 20Hz~40kHz(8Ω)
周波数特性 AUX:20Hz~30kHz ±1dB
パワーアンプ部:15Hz~40kHz ±1dB
ハムおよび雑音(IHF、定格出力時) Phono:70dB以上
AUX:75dB以上
チャンネルセパレーション(定格出力時) Phono:45dB以上
AUX:50dB以上
出力インピーダンス 4Ω~16Ω
ダンピングファクター 24(8Ω)
イコライザー特性(NF型) Phono:RIAA
Tape Head:NAB
入力感度(実効出力に要する1kHzの入力) Phono:2.2mV ±3dB
Tape Head:2mV ±3dB
AUX、Tape Monitor(PIN/DIN):150mV ±3dB
録音出力 Rec Out(PIN):150mV ±3dB
Rec Out(DIN):38mV ±3dB
トーンコントロール Bass:50Hz +13dB~-15dB
Treble:10kHz ±13dB
ラウドネスコントロール(Volume -30dB) 50Hz:+8dB
10kHz:+3dB
ローフィルター 50Hz:-10dB
ハイフィルター 10kHz:-10dB
<FMチューナー部>
受信周波数 76MHz~90MHz
感度 1.4μV ±3dB(S/N 20dB、30%MOD)
1.8μV ±3dB(IHF)
イメージ比 90dB以上(84MHz)
S/N比 65dB以上(84MHz、30%MOD)
全高調波歪率 0.8%以下(入力60dB、30%MOD、84MHz)
選択度 50dB以上(84MHz)
キャプチャーレシオ 2.5dB(IHF)
IFリジェクション 95dB以上(84MHz)
スプリアスレスポンス 90dB以上(84MHz)
不要輻射 34dB以下
チャンネルセパレーション 35dB以上(60dB、84MHz)
<AMチューナー部>
受信周波数 535kHz~1605kHz
感度 15μV ±3dB(IHF)
イメージ比 50dB(1MHz)
IFリジェクション 100dB以上(1MHz)
選択度 20dB以上(1MHz)
<総合>
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 85VA(最大)
外形寸法 幅415x高さ125x奥行344mm
重量 12kg