オーディオの足跡

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AU-α907NRAの画像
 解説 

Ultimate α-Xバランス回路を採用したプリメインアンプ。

Ultimate α-Xバランス回路により、ドライバー段の電流マージンを従来の2倍に高めAクラス動作とし、伝送・増幅過程の全てで、優れた動特性とワイドレンジ・ハイスピード化を実現しています。

終段は、話構成をシングルドライブバランスプッシュプルに変更し、パワーアンプB-2302に使用していた大電力増幅に適したPc(コレクタ損失)200WのNM-LAPTを搭載しており、実動作時の電流余裕が向上することで、優れた再生を可能にしています。

電源部には、総重量13kgのパワートランスを採用しています。
4重構造のシールド内部に高密度充填材を封入することで、動作時の振動を押さえ、電流の安定供給能力を高めています。
また、電源トランスの取付をシャーシからフローティングしたメカニカルフローティング方式により、電源系の振動がシャーシに伝わらない構造となっています。

新形状の放熱器を採用することで、振動の発生を極小に抑えています。
さらに、新形状銅粉入りの3分割ボンネットを振動と鳴きを少なくするものを新開発し、さらに純銅板を埋め込んだサイドウッドをフローティング取付にすることで、振動に対して非常に強い構造となっています。
インシュレーターには優れた振動減衰特性を発揮する本革使用の純銅楕円インシュレーターを採用しています。

電源部にはα-Xバランス電源を採用しています。
出力段をバランス型クローズに、初段を上限対称バランス型定電流型電源にし、トランス2次側も別巻線とした、アースから完全独立のクローズドループ構成となっています。

音質を決定するポイントとなるパーツには、非磁性体化、低インピーダンス化、防振対策を徹底しており、音楽信号の伝送経路には、金メッキリードのコンデンサー・フィルムコンデンサー・抵抗などサンスイのVINTAGEシリーズで開発された最高水準のものを使用しています。
また、スピーカー端子には信号ロスの少ないドイツWBT社製のOFC合金・24カラット硬化金メッキ端子を採用しており、バナナプラグにも対応しています。
また、ボリュームつまみにはアルミ無垢削り出しのものを採用しています。

3系統のダイレクト入力に接続された信号はプリアンプ部を通さずにパワーアンプ部に送り込みます。
また、バランス入力端子も搭載しています。

MC・MMカートリッジ両方に対応したフォノイコライザーを搭載しています。

Bass・Trebleともに±6.0dBの範囲で、無段階のトーン調整が可能です。

6連ディテントボリュームを搭載しています。

機種の定格
型式 インテグレーテッドアンプ
<パワーアンプ部>
実効出力(10Hz~20kHz、
両ch同時動作)
190W+190W(6Ω)
160W+160W(8Ω)
全高調波歪率(実効出力時) 0.003%以下(8Ω)
混変調歪率 0.003%以下(8Ω)
ダンピングファクター 150(8Ω)
周波数特性(1W) DC~300kHz+0 -3dB
入力感度/インピーダンス 1V/10kΩ(1kHz)
SN比(Aネットワーク) 120dB以上
ダイナミックパワー 580W(2Ω)
390W(4Ω)
310W(6Ω)
TIM歪(SAWTOOTH) 測定限界値以下
スルーレイト 200V/μsec
ライズタイム 0.5μsec
<プリアンプ部>
入力感度/インピーダンス
(1kHz)
Phono MM:2.5mV/47kΩ
Phono MC:300μV/100Ω
CD、Tuner、Line、MD/Tape1、Tape2:150mV/20kΩ
Phono最大許容入力 MM(THD 0.01%):210mV
MC(THD 0.1%):21mV
周波数特性(1W) Phono MM:20Hz~20kHz±0.2dB
CD、Tuner、Line、MD/Tape-1、Tape-2:DC~300kHz+0 -3dB
SN比(Aネットワーク) Phono MM:90dB以上
Phono MC:75dB以上
CD、TUner、Line、MD/Tape-1、Tape2:110dB以上
トーンコントロール Bass最大変化量:±6dB(50Hz)
Treble最大変化量:±6dB(15kHz)
サブソニックフィルター 16Hz(-3dB)、6dB/oct
ラウドネス +4dB(50Hz)
+3dB(10kHz)
<総合>
定格消費電力 400W
外形寸法 幅462x高さ165x奥行448mm
重量 33.0kg