オーディオの足跡

AU-α607XRの画像
 解説 

新たに開発されたHyper α-Xバランス回路を搭載したプリメインアンプ。

素子の非対称により発生した歪を除去するため、Xバランス・アンプという独自の技術を基礎とした、Hyper α-Xバランス回路を開発・採用しています。
この回路は、従来のバランス回路に加え、アンプの動特性を決定づけるパワーアンプとプリアンプの初段に、新たに高CMRR型定電流回路を導入し、CMRRで理論値140dBの改善効果を実現しています。これにより素子の非対称が原因のDCオフセットによる電流のばらつきを抑え、回路内で発生する動的ノイズを抑えています。
また全段を、音楽信号の伝送・増幅が同時に行えるバランス公正にし、増幅回路とアース回路を完全分離させることでスピーカーの逆起電流や外来ノイズによる悪影響を排除しています。
さらに、出力の+側と−側にそれぞれ専用のアンプを置き、計4つのアンプにより同条件でスピーカーをドライブするプッシュプル方式を採用しています。

パワー段にはオーディオ専用デバイスであるNM-LAPTを搭載し、優れた高周波特性と電流限界値を獲得しています。

入力から出力まで全段をDCアンプ構成としています。
さらに、位相反転無しで−側の出力が取り出せるNEWダイアモンド差動回路を採用し、瞬間的な信号に対する応答性を高め、TIM歪の発生を抑える事で、DCアンプの性能を向上しています。
また、回路をワイドレンジ、ハイスピード化するため、初段のFETをカスケード接続とし、インピーダンスの異なる外部機器との接続の際に起こる音質劣化を解消しています。

電源部では電源のアンバランス化を防ぐため、電源部をアースから独立させたクローズドループ構成を採用し、パワー段や電圧増幅段など格段も完全に分離しており、安定した大電流を供給するとともに、電源部の固有振動や充放電時に発生するノイズから信号を守っています。

電源系や信号系から発生する振動を防ぐため、強化ツインモノラルコンストラクションを採用しています。
まず、大型トランスや電解コンデンサを中央部に設置し、さらにパワートランジスタや放熱器など信号系で構成されるパワーユニットを左右対称に置き、最適な重量バランスを確保しています。
さらに、トランス、ボリューム、NM-LAPTの取り付け部分を純銅板でアイソレートし、特殊構造の新開発インシュレーターで外部からの振動を分散・吸収しています。

デジタルソースの音楽信号を直接パワーアンプ部に入力できるパワーアンプダイレクト入力や、バランス入力端子を搭載しています。

ボリュームには6連ディテントボリュームを採用しています。

ソースパワーダイレクトやレックセレクター、ACアウトレットなどを搭載しています。

また、別売りでリアルサイドウッドがありました。

機種の定格
型式 インテグレーテッドアンプ
<パワーアンプ部>
実効出力(10Hz~20kHz、
両ch同時動作)
105W+105W(6Ω)
90W+90W(8Ω)
全高調波歪率(実効出力時) 0.003%以下(8Ω)
混変調歪率 0.003%以下(8Ω)
ダンピングファクター 150(8Ω)
周波数特性(1W) DC~300kHz +0 -3dB
入力感度/インピーダンス 1V/5kΩ(1kHz)
SN比(Aネットワーク) 120dB以上
ダイナミックパワー 280W(2Ω)
220W(4Ω)
155W(6Ω)
TIM歪(SAWTOOTH) 測定限界値以下
スルーレイト 180V/μsec
ライズタイム 0.6μsec
<プリアンプ部>
入力感度/インピーダンス
(1kHz)
Phono MM:2.5mV/47kΩ
Phono MC:300μV/100Ω
CD、Tuner、Line、Tape/DAT1、2:150mV/20kΩ
Phono最大許容入力 MM(THD 0.01%):210mV
MC(THD 0.1%):21mV
周波数特性(1W) Phono MM:20Hz~20kHz ±0.2dB
CD、Tuner、Line、Tape/DAT1、2:DC~200kHz +0 -3dB
SN比(Aネットワーク) Phono MM:88dB以上
Phono MC:70dB以上
CD、TUner、Line、Tape/DAT1、2:110dB以上
トーンコントロール Bass最大変化量:±6dB(50Hz)
Treble最大変化量:±6dB(15kHz)
サブソニックフィルター 16Hz(-3dB)、6dB/oct
ラウドネス +6dB(50Hz)
+4dB(10kHz)
<総合>
定格消費電力 250W
外形寸法 幅430x高さ162x奥行452mm
重量 18.0kg
別売 リアルサイドウッド SW-AU3(1セット、¥13,000)