SANSUI AU-α507XR
¥59,800(1994年発売)
解説
上級機の設計技術を継承して開発されたプリメインアンプ。
      
      DCからハイエンドまでストレートに増幅するDCアンプ構成を採用しています。
      DCアンプは、信号経路のコンデンサーを必要としないため、コンデンサーによる音質の影響を受けず、低域の時定数を減らす事が可能です。
      
      電源部には、高密度充填材により防振性と耐熱性を強化した重量級電源トランスや、充・放電スピードに優れたオーディオ専用電解コンデンサを採用しています。
      また、電源トランスはボディ上部からさかさまに釣り下げるストラップマウント方式で設置しており、トランスの自重を利用する方法で振動の伝達を防いでいます。
      
      リスニング状態に合わせて音質バランスが調整できる、4モードのプレゼンス・コントロールを搭載しています。
      ラウドネス1、2は高域と低域を同時に持ち上げ、バス・ブースト1、2は小型スピーカーで不足しがちな低域だけを上昇させています。
      
      抵抗などの音質パーツには厳選したものを採用し、さらに各パーツの非磁性体化と防振性能を徹底し、さらに基本回路も改良する事でXRの名にふさわしい音質を獲得しています。
      
      よりピュアな音楽再生を実現するために、信号伝達経路を最短化するソースダイレクトを採用しています。
      トーンコントロール、バランスボリューム、サブソニック・フィルターなどのアクセサリー回路を省略してピュアな伝送を可能にしています。
      
      MC/MMフォノイコライザーを搭載しています。
      
      ボリュームにはミニディテントボリュームを採用しています。
			
機種の定格
| 型式 | インテグレーテッドアンプ | 
| 実効出力(20Hz~20kHz、両ch動作) | 80W+80W(6Ω) 60W+60W(8Ω)  | 
                
| 全高調波歪率(実効出力時) | 0.008%以下(8Ω) | 
| 混変調歪率 | 0.008%以下(8Ω) | 
| ダンピングファクター | 135(8Ω) | 
| 入力感度/入力インピーダンス(1kHz) | Phono MC:300μV/100Ω Phono MM:2.5mV/47kΩ CD、Tuner、Line、Tape1、2:150mV/47kΩ  | 
                
| 周波数特性 | Phono MM:20Hz~20kHz ±0.5dB CD、Tuner、Line、Tape1、2:DC~200kHz +0 -3dB  | 
                
| SN比 | Phono MC:70dB以上 Phono MM:88dB以上 CD、Tuner、Line、Tape1、2:110dB以上  | 
                
| トーンコントロール | Bass最大変化量:±8dB(50Hz) Treble最大変化量:±8dB(10kHz)  | 
                
| サブソニックフィルター | 16Hz(-3dB)、6dB/oct | 
| ラウドネス1 | +9dB(50Hz)、+3dB(10kHz) | 
| ラウドネス2 | +9dB(50Hz)、+6dB(10kHz) | 
| バスブースト1 | +10dB(50Hz) | 
| バスブースト2 | +11dB(50Hz) | 
| 定格消費電力 | 160W | 
| 外形寸法 | 幅430x高さ135x奥行365mm | 
| 重量 | 10.5kg |