解説　

Pure Non NF回路を搭載したプリメインアンプ。

新開発のPure Non NF回路を搭載しています。
この回路方式では出力段がNFによる影響を受けずにスピーカードライブに必要な電流供給を行っています。これにより電流のレスポンスが大幅に向上し、スピーカーが音楽信号により忠実に反応し、従来よりもスムーズな動作を可能にしています。

DCアンプ構成を採用しています。

電源部には高密度充填材により防振性や耐熱性を強化した電源トランスや、充放電スピードに優れたオーディオ専用電解コンデンサーを採用しており、変化の激しいデジタルソースのダイナミックレンジに対応する素早い給電能力を得ています。

電源トランスのマウントにはストラップ・マウント方式を採用しています。
この方式ではボディ上部から逆さまに吊り下げ、高密度充填材を施したトランスの自重を利用する独自構造となっています。これにより振動の伝達を効果的に防ぎ、音質への影響を低減しています。

4モードのプレゼンス・コントロールを搭載しています。
ラウドネス1/2では高域と低域を同時に持ち上げ、バス・ブースト1/2では小型スピーカーで不足しがちな低域だけを上昇させます。

電解コンデンサーをはじめ抵抗などの音質パーツを厳選して採用しています。
さらに各パーツの非磁性体化と優れた防振性能を徹底しています。

ゴールドとブラックの2色のカラーバリエーションがありました。

機種の定格

型式	インテグレーテッドアンプ
実効出力(20Hz～20kHz、両ch動作)	80W+80W(6Ω) 60W+60W(8Ω)
ダイナミックパワー	280W(2Ω) 180W(4Ω) 130W(6Ω)
全高調波歪率(20Hz～20kHz、実効出力時)	0.07%以下(8Ω)
混変調歪率(実効出力時、60Hz:7kHz=4:1、SMPTE法)	0.07%以下(8Ω)
入力感度/入力インピーダンス(1kHz)	Phono MC:300μV/100Ω Phono MM:2.5mV/47kΩ CD、Tuner、DVD audio/Line、MD/Tape1、2:150mV/47kΩ
最大許容入力(1kHz、THD 0.01%)	Phono MC:25mV Phono MM:210mV
周波数特性	Phono MM:20Hz～20kHz ±0.5dB CD、Tuner、DVD audio/Line、MD/Tape1、2:DC～200kHz +0 -3dB
S/N比(Aネットワーク、ショートサーキット)	Phono MC:70dB以上 Phono MM:88dB以上 CD、Tuner、DVD audio/Line、MD/Tape1、2:110dB以上
トーンコントロール	Bass最大変化量:±8dB(50Hz) Treble最大変化量:±8dB(10kHz)
サブソニックフィルター	16Hz(-3dB)、6dB/oct
消費電力	160W(定格) 30W(無信号時)
外形寸法	幅430x高さ136x奥行365mm
重量	10.5kg