
SANSUI AU-α507
¥59,800(1986年発売)
解説
重量級電源部を搭載したインテグレーテッドアンプ。
350W+350W(2Ω)のダイナミックパワーによって低インピーダンス負荷時のスピーカー駆動能力を高めています。また、優れた過渡応答特性を実現しており、TIM歪、高調波歪、混変調歪を低減しています。
電源部にはオーディオ専用として特別に開発された10,000μFx2のグレート・サプライ電源コンデンサーを採用しています。また、防振材を使用することでトランス自身の不要振動による音質劣化を抑えています。
不要共振をしっかりと抑えるため、アンプ全体に高剛性思想を徹底しています。
AU-α507では外部筐体の高剛性化だけでなく、パワートランジスタの取付位置についても発生する振動やノイズが他に悪影響を与えないポジションに装着しています。
ソースダイレクトを搭載しており、通常入力の状態からスイッチを切替えるだけでアクセサリー回路を経由せずに入力できます。
ディフィート機能付きのトーンコントロールを搭載してます。
極性表示付き電源コードを採用しています。
余分な回路の経由による音質劣化を防ぐOFFポジションを備えたRECセレクターを搭載しています。
MM/MCフォノイコライザー部にはハイゲインICを採用しています。
フロントパネルにはアルミ材を使用したグロッシー&ヘアライン仕上げが施されています。
機種の定格
型式 | インテグレーテッドDCアンプ |
<パワーアンプ部> | |
実効出力(10Hz~20kHz、両ch駆動) | 90W+90W(6Ω) 80W+80W(8Ω) |
全高調波歪率(実効出力時) | 0.005%以下(8Ω) |
混変調歪率 | 0.005%以下 |
ダンピングファクター | 100(8Ω) |
TIM歪(SAWTOOTH) | 測定限界以下 |
スルーレイト | ±150V/μsec |
<イコライザー部> | |
入力感度/入力インピーダンス(1kHz) | Phono MM:2.5mV/47kΩ Phono MC:200μV/100Ω CD、Tuner、Line:150mV/47kΩ Tape play:150mV/47kΩ |
Phono最大許容入力(新IHF、THD 0.01%) | MM:210mV MC:25mV |
周波数特性(1W時) | Phono MM:20Hz~20kHz ±0.2dB CD、Line、Tape play:1Hz~200kHz +0 -3dB |
SN比(1W時) | Phono MM:83dB以上 Phono MC:70dB以上 Tuner、Line、CD:110dB以上 Tape play:110dB以上 |
トーンコントロール | Bass:±8dB(100Hz) Treble:±8dB(10kHz) |
サブソニックフィルター | 16Hz(-3dB、6dB/oct) |
ラウドネス | +8dB(30Hz)、+6dB(10kHz) |
<総合> | |
定格消費電力(電気用品取締法) | 175W |
外形寸法 | 幅448x高さ135x奥行370mm |
重量 | 10.2kg |