SANSUI AU-α505RX
¥50,000(1997年9月発売)
解説
出力段に新開発のオーディオ素子を搭載したプリメインアンプ。
従来の場合は、パワートランジスタに外付けで温度検出・補正回路で行い、これにより熱が伝わる時間的なロスが生じ、動作点がゆらいでいました。これにより音楽信号に対する増幅率のズレが発生し、特に小信号時の歪の原因になっていました。
しかし、出力段に、温度検出・補正回路を内蔵した新開発のオーディオ素子SAP(温度補償機能入りトランジスター)を搭載し、温度補償をほぼリアルタイムで行うことで、音楽信号の強弱に動作点がダイナミックに追従する動特性を獲得しています。
出力によって歪率が変動しないため、小~中音量での裸特性が安定化しています。
伝送・増幅回路をバランスよくレイアウトすることにより、回路内での信号の飛びつきなど、音質に与えるさまざまな悪影響を軽減しています。
よりピュアな音楽再生を実現するために、信号伝達経路を最短化するソースダイレクトを採用。
37キーユニファイドリモコンを標準装備して、操作性を向上しています。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
実効出力 | 80W+80W(両ch動作、20Hz~20kHz、8Ω) |
全高調波歪率 | 0.04%以下(20Hz~20kHz、定格出力時、8Ω) |
入力感度/入力インピーダンス (1kHz) |
Phono(MM):3.3mV/47kΩ CD、tuner、Line、Tape1、2:200mV/47kΩ |
最大許容入力 | Phono(MM):100mV(1kHz、THD:0.1%) |
周波数特性 | Phono(MM):20Hz~20kHz±0.5dB CD、tuner、Line、Tape1、2:10Hz~70k +0dB、-3dB |
SN比(Aネットワーク、 ショートサーキット) |
Phono(MM):75dB以上 CD、tuner、Line、Tape1、2:102dB以上 |
トーンコントロール | Bass最大変化量:±8dB(50Hz) Treble最大変化量:±8dB(10kHz) |
ラウドネス(Volume -30dB) | +9dB(50Hz) +6dB(10kHz) |
定格消費電力 | 190W |
無信号消費電力 | 22W |
スタンバイ時消費電力 | 12W |
外形寸法 | 幅430x高さ143x奥行351mm |
重量 | 10.2kg |