SANSUI AU-α307
¥45,000(1989年頃)
解説
電源部の強化によって高いダイナミックパワーを獲得したプリメインアンプ。
      
      コンプリメンタリー回路を採用した電源方式では、センタータップのバラツキや負荷電流の不平衡電流が流れており、音質に悪影響を与えていました。
      これを改善するため、センタータップとアースの間にグランド・スタビライズド・サーキットを採用しており、スパイクノイズを合理的に排除しており、これにより大出力時だけでなく、小出力時においても聴感上のSNを向上しています。
      
      パワーアンプ部は、電力増幅段の終段に、ハイスピード・パワートランジスタを採用し、3段ダーリントン・コンプリメンタリー・プッシュプルで構成しています。
      また、ドライバー段には初段トランジスタによる差動増幅と2段目のコンプリメンタリー・プッシュプル回路を採用したディスクリート構成となっています。
      
      High/Low切替付MCフォノイコライザーを搭載しており、MCカートリッジの出力インピーダンスに対応しています。
      
      OFFポジション付RECセレクターを搭載しています。
			
機種の定格
| 型式 | インテグレーテッドアンプ | 
| <パワーアンプ部> | |
| 実効出力(10Hz~20kHz、両ch動作) | 75W+75W(6Ω) 65W+65W(8Ω)  | 
                
| 全高調波歪率(実効出力時) | 0.05%以下(8Ω) | 
| 周波数特性(1W) | 1Hz~200kHz +0 -3dB | 
| SN比(Aネットワーク) | 105dB以上 | 
| <プリアンプ部> | |
| 入力感度/インピーダンス(1kHz) | Phono MM:3.5mV/47kΩ Phono MC:420μV(Low:22Ω、High:100Ω) CD、Tuner、Line、Tape Play:200mV/47kΩ  | 
                
| Phono最大許容入力 | MM(THD 0.1%):130mV | 
| 周波数特性 | Phono MM:20Hz~20kHz ±0.5dB CD、Tuner、Line、Tape Play:1Hz~200kHz +0 -3dB  | 
                
| SN比(Aネットワーク) | Phono MM:80dB以上 Phono MC:65dB以上 CD、Tuner、Line、Tape Play:105dB以上  | 
                
| トーンコントロール | Bass最大変化量:±8dB(50Hz) Treble最大変化量:±8dB(10kHz)  | 
                
| サブソニックフィルター | 16Hz(-3dB)、6dB/oct | 
| ラウドネス | +10dB(50Hz)、+4dB(10kHz) | 
| <総合> | |
| 定格消費電力 | 170W | 
| 外形寸法 | 幅430x高さ136x奥行311mm | 
| 重量 | 9.0kg |