オーディオの足跡

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AU-222の画像
 解説 

AU-555と同じシリコンパワートランジスタを採用したオールシリコントランジスタプリメインアンプ。

パワートランジスタには、エピタキシャルシリコントランジスタを使用しているのをはじめ、イコライザー回路には特に選別されたローノイズシリコントランジスタなど、全段にシリコントランジスタを採用しています。
このため、低出力時の歪とS/Nが少なく、大出力なのとあいまって、ダイナミックレンジが大きくとれています。

パワーアンプ部の回路方式にはコンプリメンタリーダーリントン回路のSEPP-ITL-OTL方式を採用しています。
初段から最終出力段までの全増幅回路をNFアンプで構成しています。

保護回路は、パワートランジスタに最大出力に要するドライブ電圧以上の信号が加わらないパワーリミッター方式と、速断ヒューズを採用しています。

2系統あるPhono入力端子はPhono1とPhono2でインピーダンスが異なる設計となっており、カートリッジの指定付加抵抗や音色の好みによって使い分ける事ができます。

トランスにはサンスイのトランス技術を発揮して設計されたトランジスタアンプ用のパワートランスを採用しています。

ハイフィルターやローフィルター、ラウドネスコントロール、DINコネクター、テープモニター回路、ヘッドホンジャックなどのアクセサリー回路を搭載しています。

機種の定格
型式 ソリッドステートプリメインアンプ
定格出力
ミュージックパワー: 40W ±1dB(4Ω)
46W ±1dB(8Ω)
定格出力: 16W+16W ±1dB(4Ω)
18W+18W ±1dB(8Ω)
高調波歪率 0.8%以下
混変調歪率(60Hz:7kHz=4:1) 0.8%以下
パワーバンドウィズ(IHF) 20Hz~20000Hz(8Ω)
周波数特性 20Hz~30kHz ±1dB
チャンネルセパレーション 50dB以上
出力インピーダンス 4Ω~16Ω
ダンピングファクター 20以上(8Ω)
ハム及び雑音(IHF) 残留雑音:80dB以上
Phono:60dB以上
AUX:65dB以上
入力感度/インピーダンス(定格出力) Phono1:2mV ±3dB/47kΩ
Phono2:2mV ±3dB/100kΩ
Tape Head(19cm/s):1.5mV/200kΩ
AUX1、2:150mV ±3dB/100kΩ
Tape Monitor:150mV ±3dB/40kΩ
録音出力 Pin:150mV
Din:30mV
トーンコントロール Bass:50Hz、±10dB
Treble:10kHz、+12dB~-14dB
ラウドネスコントロール(Volume-30dB) 50Hz:+8dB、10kHz:+3dB
ローフィルター 50Hz:-10dB
ハイフィルター 15kHz:-11dB
使用半導体 トランジスタ:18個
ダイオード:6個
電源電圧 AC100V/117V/220V/240V、50Hz/60Hz
消費電力 100VA(最大出力時)
外形寸法 幅292x高さ111x奥行267mm
重量 5.8kg