
Royd Sintra
¥88,000(1台、1990年前後?)
解説
ブックシェルフタイプのフラッグシップモデルにあたるスピーカーシステム。
低域には12.7cmコーン型ウーファーを搭載しています。
フレームにはアルミダイキャストフレームを採用しています。
高域には1.9cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
このユニットはスキャンスピーク社との協同開発によるもので、2重構造のチャンバーに収納されており、メカニックレゾナンスを抑えることで歪み管が無く透明度の高い音質を実現しています。
ネットワーク部には低磁気歪の特殊コイルや無振動高耐圧コンデンサーなどを採用した18dB/octのネットワーク回路を採用しています。
エンクロージャーにはバスレフ構造ののバイブレーションアブソベントローディングチューブを採用しています。
これはエンクロージャー後部とウーファーの間に取り付けられたもので、チューブには4つの開口部があり、エンクロージャー内部のアコースティックエネルギーをここに集め、ローディングチューブを経てリスニングルームへバックウェーブを送り込んで低音再生を行っています。さらにスピーカー背面のローディングチューブ開口部を壁面などと10cm程度離すことによってローディングチューブへ負荷をかけ、よりしっかりとした低音再生が可能となっています。このチューブはポリウレタンと天然ゴムから作られており、ブレスの役割も果たしています。
外観はデンマークから輸入した天然木ウォルナットによる突板仕上げが施されています。
別売りで専用のスピーカースタンドがありました。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バイブレーションアブソベントローディングチューブ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:12.7cmコーン型 高域用:1.9cmドーム型 |
周波数特性 | 50Hz~22kHz |
能率 | 89dB |
最大入力 | 80W(ピークパワー) |
インピーダンス | 8Ω |
クロスオーバー周波数 | 4.25kHz |
外形寸法 | 幅203x高さ305x奥行190mm |
重量 | 15.5kg(2本梱包時) |
別売 | スピーカースタンド |