QUAD FM4
※1982年発売
¥198,000(1986年頃)
¥152,000(1991年頃)
FM4GY:¥130,000(1994年頃)
解説
FM専用のチューナー。
QUAD独自のアプローチで、微弱電波を無理に拾い上げるといった手法をとらず、アンテナからの入力信号を音楽性豊かに再生するよう設計されています。
フロントパネルはON/OFFスイッチ、チューニングノブ、オート/マニュアル選局用プッシュボタン、グラフィックディスプレイで構成されています。
グラフィックディスプレイは周波数をデジタルで表示するとともに、シグナルの強弱、チューニングセンターを表示します。
操作系には最新のデジタル技術を駆使しており、独自開発のマイクロプロセッサーを採用することで7局までのプリセットが可能です。
プリセットは最初にマニュアルボタンを押して希望の局をチューニングし、次にマニュアルボタンとプリセットしたい番号のボタンを同時に押すと設定できます。プリセットされた局はメモリーバックアップ機能によってAC電源を切っても約5年間は記憶します。
マニュアルチューニング時は弱電波まで受信できるよう、AFCとミューティングは自動解除となります。
チューニングは2本のバーグラフディスプレイの高さが揃ったところがベストチューニングポイントとなります。
FM4には前期モデルと後期モデルがあり、後期モデルはプリアンプ34GZと合わせたグレー仕上げとなっています。その後グレー仕上げのモデルはFM4GYとして販売されたようです。
別売りオプションでウッドケースがありました。
機種の定格
| 型式 | FMチューナー |
| 受信周波数 | 76Hz~90MHz |
| 感度 | mono:1μV/1.2dBf(30dB時) 2.7μV/10dBf(50dB時) stereo:25μV/29dBf |
| SN比 | mono:76dB stereo:70dB |
| 歪率 | mono:0.05% 0.5%(後期モデル記載) stereo:0.1% |
| 選択度 | 53dB |
| キャプチャレシオ | 1.5dB |
| IF妨害比 | 100dB |
| AM抑圧比 | 60dB |
| イメージ妨害比 | 80dB 60dB(後期モデル記載) |
| パイロットトーン抑圧比 | 60dB |
| クロストーク | 40dB(1kHz) |
| 周波数特性 | 20Hz~15kHz +0dB -1dB |
| 出力レベル | 100mV(30%変調) |
| ソースインピーダンス | 100Ω |
| 最適負荷抵抗 | 20kΩ以上 |
| アンテナ入力 | 75Ωアンバランス |
| 電源入力 | AC100~125V/200~250V、50Hz/60Hz |
| 外形寸法 | 幅321x高さ64x奥行207mm |
| 重量 | 3kg |
| 別売:ウッドケース 34/FM4共通スリーブ(¥19,500) | |
| 外形寸法 | 幅342x高さ84x奥行198mm |
| 板厚 | 10mm |
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