QUAD 306
¥150,000(1986年頃)
¥114,000(1991年頃)
解説
独自のカレントダンピング回路を採用したステレオパワーアンプ。
カレントダンピング回路を採用しています。
この回路は電圧増幅と同時に小信号時の電力供給を受け持つ小出力純A級アンプと、ダンパー回路と呼ばれる完全B級動作のプッシュプル回路によって構成されています。そして、小出力純A級アンプ部からスピーカーに電流が供給され、信号レベルが大きくなるとダンパー回路が動作して大きな電流を供給します。この方法によって小出力純A旧アンプ部が入力信号と出力信号との誤差を常に検出、補正し、出力段の歪成分をキャンセルしています。
この回路方式は特に歪成分の減少に効果があり、入力信号のより忠実な増幅を可能にしています。
保護回路にも独自開発の回路を搭載しており、ショートサーキットや過負荷に対しても信頼性の高い安定した電流供給能力を実現しています。
機種の定格
| 型式 | ステレオパワーアンプ |
| 出力および歪率 | 8Ω負荷、連続サイン波入力、50Wまでのいかなる出力レベルにおいて 100Hz:0.01%以下 1kHz:0.01%以下 10kHz:0.01%以下 |
| 周波数特性 | 20Hz~20kHz -0.5dB 13Hz~40kHz -1.0dB |
| パワーレスポンス | 20Hz~20kHz -0.25dB |
| 入力感度 | 0.375V(8Ω負荷、50W出力時) |
| クロストーク | 100dB(100Hz) 85dB(1kHz) 65dB(10kHz) |
| SN比 | -105dB |
| 外形寸法 | 幅321x高さ64x奥行207mm |
| 重量 | 4.62kg |
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