
Polk Audio RTA-11t
¥180,000(1台、1988年頃)
解説
これまでに培ったノウハウを結集して開発したRTAシリーズのトールボーイ型スピーカー。
低域には6500シリーズの16.5cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットは特殊加工のポリマーをベースとした3層ラミネート構造となっています。
さらに低域には20cmパッシブラジエーターとしてサブバスラジエターを2個搭載しています。
直径の小さなスピーカーは過渡特性がより速く、音も締まり、拡散性も良いかわりにベースが不足します。これに対し直径を大きくするとパワフルになり、より低音も得られるかわりに、鈍く、ぼやけた音になります。
ポークオーディオではこのラジエーターをウーファーユニットと組み合わせることで、タイトなレスポンスを保持しつつ低音再生を可能にしています。
さらに、各ラジエーターの形状を変えることで音域を分割し、より迫力のある低音再生を可能にしています。
高域には2.5cmドーム型ツィーターであるSL2000を搭載しています。
シルバーコーティング・ワイヤーを使用しています。また、振動板には超軽量のポリアミドが使用されており、小型のダイアフラムによって指向性をほぼ180゜に拡大しています。
エンクロージャーのユニットレイアウトはラインソーススピーカーシステムと名付けられた仮想同軸配置としています。このレイアウト音像定位に優れ、部屋の床や天井の悪影響を受け難いという利点があります。
外観の仕上げは2種類のバリエーションがあり、5JRはウォルナット仕上げ、5JR-BKのブラックフィニッシュとなっています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・3スピーカー・パッシブラジエーター方式・トールボーイ型 |
使用ユニット | 低域用:16.5cmコーン型(6500シリーズ)x2 高域用:2.5cmドーム型(SL2000) その他:20cmコーン型パッシブラジエーターx2 |
周波数特性 | 18Hz~26kHz |
インピーダンス | 6Ω |
出力音圧レベル | 94dB |
許容入力 | 250W |
クロスオーバー周波数 | 2.5kHz |
外形寸法 | 幅265x高さ990x奥行265mm |
重量 | 25kg |