Pioneer PIM-16KT
¥1,720(1974年頃)
解説
メカニカル2ウェイ方式の16cmフルレンジスピーカーPIM-16Aをキット化した製品。
構成パーツはPIM-16Aと全く同じものとなっています。
メカニカル2ウェイ方式となっており、ウーファー用コーンの中央にコルゲーションエッジでトゥイーター用コーン紙が接続されています。ウーファーコーンのうち、トゥイーターコーンの裏側には窓があり、これが機械的なフィルターとして働き、低音ではトゥイーターもウーファーも同時に振動しますが、高音ではフィルターによってトゥイーターだけが駆動します。
これによりボイスコイル一つで2ウェイ駆動を実現しています。
ボイスコイル、コーン紙、センターキャップ、ダンパー、ガスケット、接着剤、ダンプ剤、チューブアダプターがセットになった補修用パーツが別売りで販売されていました。
機種の定格
| 型式 | メカニカル2ウェイ16cmスピーカーキット |
| キット部品 | フレーム コーン紙 ダンパー ヨークキャップ 銘板 ボイスコイル チューブアダプター ボンド ダンプ剤 センターキャップ 磁気回路 サービスネジ ハンダ 十字穴付き丸皿小ネジ ガスケット |
| ボイスコイルインピーダンス | 8Ω |
| 最低共振周波数(fo) | 70Hz~85Hz |
| 周波数特性 | fo~16kHz |
| 最大入力 | 10W |
| 定格入力 | 5W |
| 出力音圧レベル | 90dB/W |
| 総磁束 | 34,500maxwell |
| 磁束密度 | 11,000gauss |
| 等価質量 | 4.9g |
| バッフル開口 | 130mmφ |
| 取付寸法 | 155mmφ |
| 外形寸法 | 直径165x奥行97mm |
| 重量 | 0.95kg |
| 別売 | 補修用パーツキット PP-16KT(¥580) |