Pioneer AS-31
¥20,000(1973年発売)
解説
2ウェイ構成のスピーカーシステムキット。
低域には30cmコーン型ウーファーを採用しています。
ボイスコイルは密度の高いエッジワイズ巻を採用しています。従来型に比べて空隙利用率が良く、能率、耐入力特性が大幅に向上しています。
また、磁気回路のセンターポールに純銅キャップを装着し、磁気歪の減少を図っています。
コーン紙にはFBコーンを使用し、エッジには特殊発泡ウレタン材を採用しています。
中高域用には市販のホーン型スピーカーユニットPM-40を採用しています。
ダイアフラムパッキンに音道を設けて、歪と特性の乱れを追放したドライバーユニットを使い、さらにヨーク内に吸音材を挿入し不要な音圧を吸収するなど音質向上に徹しています。
レベルコントロールには市販のAT-8Bを採用しており、0dB~∞dBまで可変ができます。
ネットワークは-12dB/oct設計で、過渡特性を向上させるためにインピーダンス補正回路を内蔵しています。
別売りで専用エンクロージャーLE-B31がありました。
機種の定格
型式 | 2ウェイスピーカーシステムキット |
キット部品 | 30cmコーン型ウーファー ホーン型ミッドハイレンジ(PM-40) ネットワーク レベルコントロール(AT-8B) スピーカー取付パッキン レベルコントロール取付けパッキン エンクロージャー自作用型紙 十字穴付丸木ネジ(スピーカー用3.5x25mm)x18 平ワッシャー(スピーカー用)x18 スプリングワッシャー(スピーカー用)x18 十字穴付丸木ネジ(ネットワーク用2.7x13mm)x6 十字穴付丸木ネジ(レベルコントロール用3.1x20mm)x3 |
<AS-31+LE-B31の特性> | |
キャビネット型式 | 密閉型 |
インピーダンス | 8Ω |
周波数特性 | 40Hz~16kHz |
出力音圧レベル | 91dB/W |
最大入力 | 75W |