Pioneer F-505
¥29,800(1987年頃)
解説
CCTSを採用したFM/AMデジタルシンセサイザーチューナー。
新開発の8ビットマイクロコンピューターCCTS(Computer Controlled Tuning System)を搭載しています。
これは、FMフロントエンド(アンテナ段、RF段)、AMアンテナ段をコンピュータ制御することによって、トラッキングエラーを理論的になくし、的確なチューニング状態にする技術で、トラッキングエラーの発生に起因する感度劣化や周波数特性の劣化などを防止しています。
FM/AMランダム24局プリセット機能を搭載しています。
プリセットしたい放送局の周波数をチューニングボタンで調節し、メモリーボタンを押した後、ディスプレイ部が点滅します。その状態で任意の選局ボタンにセットして記憶させれば完了します。
一層の低歪を目指し、オーディオ用コンデンサや磁気歪を防止する銅メッキビス、振動を効率良く吸収する大型ポリカーボネイトインシュレーターなどのパーツを採用しています。
放送局の電界強度を監視し、常に聴きやすい状態で楽しめるオートハイブレンド回路を搭載しています。
選局しやすい3スピードアクセルチューニングを搭載しておいます。
デジタルシグナルメーター表示を採用しています。
機種の定格
型式 | FM/AMデジタルシンセサイザーチューナー |
<FMチューナー部> | |
SN比50dB感度 | mono:1.8μV新IHF16.2dBf stereo:19.7μV新IHF37.1dBf |
実用感度(75Ω) | mono:0.95μV新IHF10.8dBf |
SN比(80dBf入力時) | mono:80dB stereo:76dB |
実効選択度 | 65dB(400kHz) |
ステレオセパレーション | 40dB(1kHz) |
周波数特性 | 30Hz~15kHz ±1dB |
イメージ妨害比 | 55dB |
IF妨害比 | 110dB |
AM抑圧比 | 55dB |
アンテナ入力インピーダンス | 300Ω平衡型 75Ω不平衡型 |
<AMチューナー部> | |
実用感度 | 300μV/m(内蔵アンテナ) |
選択度 | 20dB |
<総合> | |
出力レベル/インピーダンス | FM(100%変調):650mV AM(30%変調):150mV |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力(電気用品取締法) | 10W |
外形寸法 | 幅420x高さ64x奥行216mm |
重量 | 2.4kg |