オーディオの足跡

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S-HE10の画像
 解説 

波面コントロール技術や、ハイスピード化技術をベースに、よりリアルな音場・音像の再現性を実現するため、新たに高感度技術を投入して開発されたスピーカーシステム。

低域にはALCC(アルギン酸コンポジットコーン)振動板を採用した25cmのコーン型ウーファを2個採用しています。
これは、高強力ポリアリレート繊維とパルプの結合力を高めるため、アルギン酸繊維を混抄した振動板で、昆布などの海草から抽出したアルギン酸繊維が両者のバインダーとして働くことで、結合力を向上し、高い剛性や内部損失を獲得しています。
磁気回路には、キャンセリングマグネットを付加した防磁型ダブルマグネットを採用しており、磁束密度14,300ガウスでドライブしています。さらに、T型ポールを採用しているため前後対称の磁束分布となり、ボイスコイルの大振幅時にも優れたパワーリニアリティが得られます。
またダンパーには、機械損失、空気抵抗が少なく初動感度に優れた蝶型ダンパーを採用しており、軽量のウーファー振動板と相まって、微小入力にも正確な応答を可能にしています。

高域にはホーン型トゥイーターが採用しています。
ドライバーにはリアタイプ・コンプレッションドライバーを搭載しています。
これは、TAD(Technical Audio Devices)ユニットやExclusive S5と同じ方式で、振動板に隣接するフェージングプラグによって導かれた音が、出口の中心部に集められ、一気にホーンより放射されます。このリアタイプは、音道の長さがそれぞれ同一になるので、位相特性、高域特性に優れているという特徴を持っています。
振動板には応答性の高い3cm口径チタン製のもので、バックカバーはアルミダイキャスト製のものを採用しています。
また、ホーン部はフロントポートと一体成型された新設計のスラントアングル・オーバルウェイブホーンを採用しています。これは、正面にセットした時、ホーンフレアに10゜の傾斜を持たせてあり、L/Rの両トゥイーターがそれぞれ内側を向くため、中央のリスニングポイントでより自然な音場感、音像定位が得られるようなっています。
さらにホーン形状をやわらかい曲面のオーバル型になっているため、水平方向の指向性が広く、ステレオ再生のリスニングエリアを広げています。
ホーンの材質は剛性、成型制度の高いアルミダイキャスト製で、ホーン自身が余分な振動を発生しないよう、制振性を確保しています。

ネットワークは音質を重視してユニット専用の分散配置を採用しています。また、ネットワーク基板はエンクロージャーからフローティングさせ、振動の影響を回避しています。

ユニットの振動をバッフルに伝えないため、フルミッドシップマウントを採用しています。
ウーファー、トゥイーターともにエンクロージャー内部にしっかりと固定しており、バッフルの不要振動の発生を抑えています。

エンクロージャーは、高能率化のためにバスレフ効果を積極的に活用し、フロントバッフルとリアにポートを設けてあります。さらに同一位置にポートをもうけたため、ポートが前後バッフルで貫通した形となっており、これによってポートの反共振が分散されています。
また、ユニットの性能を十分に発揮させるために大容量エンクロージャー(72L)を採用しており、奥行きを大きくとって低域特性を向上させています。
さらにバッフルのコーナーを大きくラウンドさせることによって、波面回折をコントロールし、これによって回折現象を低減させています。
エンクロージャーの材質には高密度パーチクルボードを採用しており、レディッシュダークブラウンカラーの花梨調仕上げとなっています。

機種の定格
方式 2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式
・ブックシェルフ型・防磁設計
使用ユニット 低域用:25cmコーン型x2
高域用:3cmドライバー+ホーン
インピーダンス
再生周波数帯域 35Hz~30000Hz
出力音圧レベル 98dB/W/m
最大入力 120W(EIAJ)
クロスオーバー周波数 2000Hz
外形寸法 幅380x高さ680x奥行410mm
重量 28.1kg
別売:スピーカースタンド CP-HE10(2台1組、¥45,000)
スピーカー設置面寸法 幅379x奥行379.5mm
外形寸法 幅425x高さ320x奥行435mm
重量 13.4kg