Pioneer S-502AV
¥118,000(1台、1990年頃)
解説
シアターのような音場感あふれる音質を再現するために開発されたスピーカーシステム。
バーチカルツインにサブウーファーを追加した構成となっており、当時発売していたパイオニアの50型プロジェクションテレビにデザインがそろえられていました。
トゥイーターを中心に2つのウーファーを配したバーチカルツインシステムを採用しています。これにより、豊かな音場を再現し、明確な音像定位を得ています。
超低域には、20cmコーン型ウーファーを採用しており、低域には18cmのコーン型ユニットを採用しています。
高域には2.5cmドーム型トゥイーターにW.F.ダイレクターを採用した構成となっています。
このダイレクターは、ウーファーとのエネルギーレスポンスを時間軸でコントロールしており、さらにホーン形状による指向性のコントロールを行い、各ユニットの音の波面をリスニングポイントで一致させています。
また磁気回路には、ネオジウムマグネットを採用しています。
ネットワークは、ユニットごとに独立分離して配置しており、さらにウーファーのネットワーク基板は、フローティング構造として、磁気の影響を低減しています。
エンクロージャーは、ラウンドバッフルを採用して音の回折現象を抑えています。
また、トゥイーターはバッフル板の中へマウントされており、内部の音圧による影響を抑えています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁設計 |
使用ユニット | 超低域用:20cmコーン型 低域用:18cmコーン型x2 高域用:2.5cmドーム型+W.F.ダイレクター |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 30Hz~40000Hz |
出力音圧レベル | 92dB/W/m |
最大入力(EIAJ) | 150W |
外形寸法 | 幅268x高さ1353x奥行409mm |
重量 | 42.2kg |