オーディオの足跡

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S-402AVの画像
 解説 

シアターのような音場感あふれる音質を再現するために開発されたスピーカーシステム。
バーチカルツインにサブウーファーを追加した構成となっており、当時発売していたパイオニアの40型プロジェクションテレビにデザインが揃えられていました。

トゥイーターを中心に2つのウーファーを配したバーチカルツインシステムを採用しています。これにより、豊かな音場を再現し、明確な音像定位を得ています。

超低域には、20cmコーン型ウーファーを採用しており、低域には18cmのコーン型ユニットを採用しています。

高域には2.5cmドーム型トゥイーターにW.F.ダイレクターを採用した構成となっています。
このダイレクターは、ウーファーとのエネルギーレスポンスを時間軸でコントロールしており、さらにホーン形状による指向性のコントロールを行い、各ユニットの音の波面をリスニングポイントで一致させています。
また磁気回路には、ネオジウムマグネットを採用しています。

ネットワークは、ユニットごとに独立分離して配置しており、さらにウーファーのネットワーク基板は、フローティング構造として、磁気の影響を低減しています。

エンクロージャーは、ラウンドバッフルを採用して音の回折現象を抑えています。
また、トゥイーターはバッフル板の中へマウントされており、内部の音圧による影響を抑えています。

機種の定格
方式 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁設計
使用ユニット 超低域用:20cmコーン型
低域用:18cmコーン型x2
高域用:2.5cmドーム型+W.F.ダイレクター
インピーダンス
再生周波数帯域 33Hz~40000Hz
出力音圧レベル 91dB/W/m
最大入力(EIAJ) 150W
外形寸法 幅268x高さ1174x奥行355mm
重量 34.5kg