Pioneer S-3EX
S-1EX:¥350,000(1台、2007年6月発売)
S-1EX-T¥350,000(1台、2008年発売)
解説
TADの技術を継承するEXシリーズのスピーカーシステム。
中高域には14cmコーン型ミッドレンジと3cmドーム型ツィーターを組合せた14cm同軸型ユニットを搭載しています。
このユニットはEXシリーズのコアテクノロジーであるCST(Coherent Source Transducer)ドライバーとなっており、ミッドレンジとツィーターの位置を時間軸上でも揃える事で、高い次元での音像と音場の再現を実現しています。
振動板素材としてミッドレンジにはマグネシウムダイアフラムを採用しています。また、ツィーターには振動板素材として最高クラスの強度と内部損失を両立するセラミックグラファイト振動板を採用しています。
磁気回路にネオジウムマグネットを採用すると共に精密な削り出し加工によって磁気回路の小型化を実現しており、ユニット背面の不要反射を低減しています。
低域には16cmコーン型ウーファーを2個搭載しています。
振動板にはアラミド織布とカーボン不織布を積層構造にした独自のコーンを採用しています。
磁気回路には新開発のLDMC(Linear Drive Magnetic Circuit)磁気回路を採用si
ており、磁気ギャップ内の磁束分布を均一化する事で優れたリニアリティを実現しています。
また、特殊製法による高強度チタンボビンや発泡ポリカーボネイト系ウレタン使用コルゲーションエッジなど、素材や構造の細部まで吟味されています。
エンクロージャーにはパーフェクトタイムアライメントデザインを採用しており、スピーカーの各ユニットから放射される音がリスナーの耳に届くまでの正確な時間コントロールを実現しています。
フロントバッフルには最大100mm厚の極厚バッフル構造を採用しています。また、ABD&AFASTテクノロジーによってより確実に定在波の発生を抑えています。
バスレフ方式を採用しています。
外観は天然木仕上げが施されています。
3点支持を採用しており、定格な接地と安定した音再現性を可能にしています。
通常デザインのS-1EXの他にチェリーブラウン仕上げのS-3EX-Tがありました。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁設計(JEITA) |
使用ユニット | 低域用:16cmコーン型x2 中高域用:14cm同軸型 中域用:14cmコーン型 高域用:3cmドーム型 |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 30Hz~100kHz |
出力音圧レベル | 88.5dB(2.83V) |
最大入力 | 160W(JEITA) |
クロスオーバー周波数 | 400Hz、2kHz |
ユニット極性 | 低域:+ 中域:+ 高域:+ |
外形寸法 | 幅350x高さ1,224x奥行541mm |
重量 | 48.0kg |
付属 | グリルネット コルクシート3種(各2枚) スパイク受けx3 |