オーディオの足跡

model2251の画像
 解説 

小型のコントロールルームや編集用に開発された、プロフェッショナルスタジオモニター・スピーカーシステム。
model2401twinやmodel2402の設計思想を継承するとともに、音楽ソースの多様化や高音質化に応え、幅広いジャンルのソースに対応できる音を追及しています。

低域には25cmのコーン型ウーファーTAD TL-1102を搭載しています。
振動板はエージング処理を行った天然パルプを主材に、特殊フィルムをラミネートし、その表面に特殊制動塗料をコーティングした複合コーンとなっています。
また磁気回路は、原理的に二次高調波歪を低減できるアルニコマグネット採用の内磁型を採用しており、磁石動作点にも余裕のある設計を行うことにより、ハイパワー時の減磁による感度低下も低く抑えられています。
さらに、駆動力の伝達安定化のため、磁気回路のヨークとプレートを特殊鋳造法によって一体成形し、その上センターポールもヨークにネジ止めすることにより、磁気回路の合成を約4倍に向上しています。

高域にはドライバーユニットのTAD TD-2002とコンパクト設計ホーンTAD TH-2002を搭載しています。
TD-2002は軽量・高剛性の4.8cm口径ベリリウムダイアフラムを採用しており、さらに約20,000Gaussの磁束密度を得るアルニコマグネット採用の磁気回路で優れたリニアリティを実現しています。また、音波の位相の乱れを防ぐフェイジングプラグには、超高域での位相整合が行いやすい円環状スリット型を採用しています。そして、給電部の見直しを行い、ダイアフラムアッセイ上のターミナルがバックカバーの外へ直接でるダイレクト給電ターミナルとしています。これにより内部の交流磁束や音圧の影響を少なくし、クリアな音質を得ています。
TH-2002は波面コントロール技術によって指向性の制御を行ったホーンで、小容量のモニタールーム向けを考慮して、指向角は水平60゜、垂直30゜に設定されています。さらにAPAXIAL(Asymmetrical Pattern,Axis&Level)手法による上下非対称ホーンの採用によって、滑らかな出力音圧特性を得ると共に、上下方向の指向性制御を積極的に行っています。これによりエンクロージャー上端や天井からの反射の影響を抑え、クリアな定位を得ています。また、ホーン特有の共振を抑えるためにAFAST(Acoustical Filter Assisted System Tuning)を採用し、ホーン上部に設けた音響管によって吸収して、ピッチ(音の高さ)による音像の前後移動をなくし、再生音の明瞭度を高めています。

別売りで、model2251をリスニング用として用いる場合の専用スピーカースタンドがありました。
専用スピーカースタンドCP-2251は、接地面の平坦性を問わない3点支持方式を採用し、安定性を確保しています。また、共振や音の反射などによって音質に悪影響を及ぼさないよう太い木枠で三角形状に構成しています。
リスニング位置に対して三角形状の底面を正面に、あるいは頂点を正面にしたり、付属の木製ポールによるポイント支持など、音質調整が可能です。

model2251のCGR(Capacitive Gap Reduction)システムに合わせて、CGR化した専用のスピーカーケーブルTAD TC-105がありました。
4芯の導体を2本ずつつないで+線、−線とし、構成素材の厳選により減衰量を低減しています。さらに、シース側に編組のアース線と4芯の導体の中央にセンターアース線をとった構造で、不要電流の影響を排除しています。

機種の定格
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
使用ユニット等 低域用:25cmコーン型(TL-1102)
高域用:ホーン型(TD-2002+TH-2002)
再生周波数帯域 30Hz~25kHz
最大入力 500W
インピーダンス
出力音圧レベル 93dB
最大出力音圧レベル 120dB/m
クロスオーバー周波数 950Hz
外形寸法 幅450x高さ650x奥行450mm
エンクロージャー奥行:420mm
重量 47kg