オーディオの足跡

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CS-W5の画像
 解説 

低域ユニットを2個使用する事で低域の再生を改善した2ウェイスピーカーシステム。

低域には20cmのコーン型ユニットを2個採用しています。
コーン紙はドライプレス方式で成形したものを採用しています。ドライプレス方式はコーン紙を1度乾燥させ、適度に水分を含ませたうえで熱プレスする方式で、芯の強さと繊細さや柔らかさを備えています。
エッジはリニアリティのよいロール型のクロスエッジを使用し、さらにロールの内周部に平面を設け、適度なコンプライアンスを保ち、ピストンモーション域の上限から、高域再生限界にかけて優れた特性を実現しています。
このユニットを2本並列で接続することで、30cm口径程度と同等の有効振動面積を持たせることに成功しています。

高域には柔軟性に優れたポリエステル系フィルムにカーボンをコーティングした振動板を採用した6.6cmコーン型ユニットを採用しています。
振動板とフレームの間に極細のグラスウールを挿入し、振動板に直接制動をかけ、低域共振や異状共振をおさえ、低歪率・広帯域化を実現しています。
また、フレーム後部にはおおかなバックチャンバーを設け、無理なく低域を伸ばす事が可能となり、クロスオーバー周波数を低く設定、ウーファーとのつながりをスムーズにしています。

ネットワークには高透磁率のフェライトコアに、太い銅線を巻いたコイル、直列にはいるコンデンサにはマイラーフィルムコンデンサを使用するなど、優れた過渡特性を得るために配慮がされています。

エンクロージャーは硬質パーチクルボードに明るいセン化粧板を貼り、オイル仕上げを施してあります。
バッフル板やウラ板など6面が完全に接着剤で固定され、さらにバッフル板とウラ板の間に棧を設けてあります。
また、開口部のポートと吸音材の間隔が一定になるような構造で、安定したバスレフ動作をするようになっています。

機種の定格
方式 2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 低域用:20cmコーン型x2
高域用:6.6cmドーム型
インピーダンス
再生周波数帯域 40Hz~20000Hz
出力音圧レベル 94.5dB/W/m
最大入力 50W
クロスオーバー周波数 1500Hz
外形寸法 幅330x高さ570x奥行305mm
重量 15kg