
Pioneer T-N901
¥35,000(1998年発売)
解説
コンパクトコンポFILLシリーズのカセットデッキ。
パイオニア独自の20ビット・デジタルプロセッシングシステムを搭載しています。
この回路ではアナログ信号として記録されている音楽信号をデジタル化し、音質に直結する高域補正やノイズ除去などの信号処理をデジタル処理で行います。デジタルNRでは、音楽信号をデジタルフィルターによって複数の帯域に分割しており、ノイズ成分のみを除去する事でCDに匹敵するS/N比を実現しています。
デジタルFLEX回路では古いカセットテープなどのこもった音を自動的に高域補正します。
DACには帯域外ノイズを減衰させるスイッチド・キャパシタフィルターを採用しており、ジッターの影響を排除した信号変換を実現しています。
レガート・リンク・コンバージョンを搭載しています。
この機能では記録された信号を元に、記録前のオリジナル信号を想定する事で音源により大会音楽再生を実現しています。
ソースの音量を調整する録音レベル調整ボリュームを搭載しています。
CD/MD/カセットテープ間の自動編集をおこなすA.S.E.S.機能を搭載しています。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーB/Cを搭載しています。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
トラック方式 | 4トラック2チャンネルステレオ |
ヘッド | 録再:ハードパーマロイx1 消去:フェライトx1 |
モーター | DCサーボモーターx2 |
早巻時間 | 約100秒(C-60使用時) |
周波数特性 | TypeII(クロームHigh):20Hz~18kHz ±3dB TypeI(ノーマル):20Hz~17kHz ±3dB |
SN比(TypeIテープ、3%歪レベル、聴感補正、帯域フィルター) | Dolby NR off:57dB以上 Dolby B NR:66dB以上 Dolby C NR:73dB デジタルNR on(ドルビーNR off):80dB以上 デジタルNR on(ドルビーB/Cタイプ on):85dB以上 |
ワウ・フラッター | 0.08% WRMS(JIS) ±0.16% W/peak(EIAJ) |
入力感度/インピーダンス | 100mV/53kΩ |
出力レベル/インピーダンス | 500mV/1.9kΩ |
システム接続端子 | 2系統 |
ACアウトレット | Unswitched:1系統、最大100W |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 13W 2.8W(スタンバイ時) |
外形寸法 | 幅212x高さ75x奥行282mm |
重量 | 2.7kg |