オーディオの足跡

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QT-74の画像
 解説 

4チャンネルの録音/再生のほか、2チャンネルのオートリバース録音/再生が可能なオープンリールデッキ。
4つのチャンネルが完全に独立したディスクリート4チャンネルの録音/再生が可能です。

テープ走行メカニズムは、キャプスタンを中心にして、左右にヘッドを配したセンターキャプスタン機構を採用しています。右方向、左方向とも同じ条件で働くため、安定したテープ走行を実現しています。
また、ピンチローラーには自動調芯装置がついており、テープへの圧着力が均等でテープの片ノビなどのトラブルを回避しています。

スタンダードテープ、LHテープそれぞれの特性に合わせてデッキの特性を切り換えられるテープセレクターを搭載しています。

各チャンネル独立した録音/再生レベル調整を搭載しており、完璧なバランス調整が可能となっています。
また、録音時には各チャンネルのレベルを同時に調節できる録音マスターボリュームにより全体のレベルを集中コントロール出来ます。

2チャンネルデッキとして使用する際には、録音/再生ともオートリバースが可能で、プッシュボタンのワンタッチで、右行から左行へ、左行から右行へ自由に出来ます。
強力なモーターとオートクラッチの採用により、逆転に要する時間は0.5秒となっています。
また、テープエンドにセンシングテープを貼っておけば、自動的に逆転し、テープの両端に貼れば、何度でも演奏をくりかえすオートリピートも可能です。
オートリバースは解除することが出来ます。
4ch時はリバースボタンを押しても逆転はしません。

大型ヒステリシスシンクロナスモーターの回転をベルトを介してキャプスタン、リール台に伝えるオールベルトドライブ方式を採用しています。
回転機械音や、ワウ・フラッターの大きな要因となるアイドラーを一切使わないシンプルなメカニズムとなっています。

ピンチローラーは起き上り式で、Stop時には本体内に沈み、Play時に起き上るメカニズムとなっています。
テープをかける時にヘッドの前面に何もないので、テープのローディングが簡単になっています。

ヘッドカバーはワンタッチで開け閉めできる開閉式を採用しています。

録音、再生の状態を維持したままテープの走行を止めるポーズレバーを搭載しています。

写真で付いているメタルリール(PR-80)は別売りでした。

機種の定格
型式 4ch/2chステレオテープデッキ
動作方式 1モーターオールベルトドライブ(キャプスタン、リール台とも)
センターキャプスタン機構
自動および手動逆転方式(録音、再生時とも)
ヘッド
録再用: 4トラック 4チャンネルヘッドx1
4トラック 2チャンネルヘッドx1(リバース用)
消去用: 4トラック 2チャンネルヘッドx2
4トラック 2チャンネルヘッドx1(リバース用)
モーター ヒステリシスシンクロナスモーター
テープ速度 19cm/s、9.5cm/s
早巻き速度 約110秒(370mテープにて)
回転ムラ 0.10%RMS(19cm/s)
0.08%WRMS(19cm/s)
S/N LHテープ:56dB
一般テープ:53dB
歪率 LHテープ:1.0%
一般テープ:1.2%
周波数特性(19cm/s) 30Hz~20000Hz
50Hz~15000Hz±2dB
入力 マイク入力:0.3mV~240mV/50kΩ
ライン入力:30mV~24V/330kΩ
出力 ライン出力:0.775V(レベルメーター0点にて)
録再ジャック:西ドイツDIN規格(2チャンネルステレオ用)
ヘッドホンジャック:出力負荷8Ω、4チャンネルFront、Rear独立タイプ
使用半導体 トランジスタ:28
ダイオード:7
付属機構 テープセレクタースイッチ(LH、一般テープ)
4チャンネルステレオ録音用マスターレベルコントロール
2チャンネルステレオオートリバースON/OFFスイッチ
Pause(一時停止)レバー
再生レベルコントロール
四桁テープカウンター
開閉ヒンジ式ヘッドカバー
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 74W
外形寸法 幅434x高さ478x奥行212mm
重量 17kg
別売 メタルリール PR-80(¥1,200)