Pioneer CT-6
¥65,800(1976年頃)
解説
カセット正立ホールド方式を採用したステレオカセットデッキ。
トルクリップルや振動の少ない、ジェネレーター内蔵のハイトルクDCモーターと精密仕上げされたキャプスタンとバランスの良いフライホイールを平ベルトで駆動しています。
クロームテープ用の自動切換え機構を内蔵したテープセレクターを搭載しています。
検知孔付きのクロームテープを装着すると、テープセレクターがどのポジションになっていても、自動的にバイアス・イコライザーがクロームに切換ります。
テープ走行の安定化を計るため新設計のテープホールド機構を採用しています。
また、リール軸には6枚羽根リール軸を採用し、リールとハブとの遊びを抑え、テープ走行の安定化を計っています。
ヘッドには磁気特性に優れたフェライトソリッドヘッドを採用しており、鏡面仕上げがされたハイパボリック型なため、ゴミなどの付着による音飛びやレベル変動も微少に抑えています。
別売りタイマーを接続することで、留守録音や目覚まし再生が可能なスタンバイメカを搭載しています。
FF/REWなどから、stopを経由しないで直接playへ切換えることができるダイレクトチェンジ機構を採用しています。
テープヒスノイズを大幅に改善するドルビーシステムを内蔵しています。
また、動作表示ランプが付いているため一目で確認が可能です。
メモリーストップon/offスイッチを搭載しており、スイッチをonにしてテープカウンターをスタート点(000)を記憶させ、再生/録音後に巻戻しを行うと、カウンターが999の位置でストップします。
レベルメーターを搭載しています。
テープが正確にセットされていないとメカが差動しないテープメカ保護装置を搭載しています。
テープの残量が一目でわかるテープエンドマーカーライン付背面照明ランプを搭載しています。
ホール素子を使用したフルオートストップ機構を採用しています。
テープエンドをホール素子で検出する無接触式なため、テープやメカに負担をかけません。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ | ||
ヘッド | 録再:フェライトソリッドヘッドx1 消去:フェライトヘッドx1 |
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モーター | 電子制御DCモーター(ジェネレーター内蔵)x1 | ||
早巻速度 | 85秒以下(C-60にて) | ||
回転ムラ(WRMS) | 0.07%以下 | ||
周波数特性 | 一般、LHテープ:30Hz~14kHz、40Hz~13kHz ±3dB クロームテープ:30Hz~17kHz、40Hz~15kHz ±3dB フェリクロームテープ:30Hz~16kHz、40Hz~15kHz ±3dB |
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S/N |
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歪率 | 1.7%以下 | ||
入力感度/最大許容入力 /インピーダンス |
マイク:0.23mV/80mV/23kΩ(適合マイクインピーダンス600Ω~50kΩ) ライン:64mV/25V/100kΩ DIN:10mV/3.6V/2.2kΩ |
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基準出力レベル/最大レベル /インピーダンス |
ライン:450mV/800mV/50kΩ DIN:450mV/800mV/50kΩ ヘッドホン:60mV/100mV/8Ω |
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使用半導体 | トランジスタ:39個(モーター電子制御用:3個) FET:2個 ダイオード:30個(モーター電子制御用:1個) ツェナーダイオード:1個 発光ダイオード:2個 |
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電源 | AC100V、50Hz/60Hz | ||
消費電力 | 15W | ||
外形寸法 | 幅420x高さ150x奥行340mm | ||
重量 | 8.2kg | ||
付属 | ステレオ接続コードx2 ヘッドクリーニングキットx1 |