Pioneer CT-5/CT-5D
CT-5:¥59,800(1975年頃)
CT-5D:¥61,800(1975年頃)
解説
基本性能と操作性を充実させたステレオカセットデッキ。
前面操作タイプを採用しており、前面から挿入されたテープは30゜の傾斜でセットされます。
内部照明ランプも付いています。
ヘッドにはパーマロイソリッドヘッドを採用しています。
低い回転ムラを実現するため、トルクが大きく電圧変動等の影響を受けない電子制御DCモーターと真円度0.1μ以下の高精度キャプスタンを採用しています。
テープセレクターを搭載しており、一般のローノイズテープ使用時は、バイアス/イコライザーともにNormalの位置に、クロームテープはChromeの位置にセットすることで、それぞれのテープの特性にマッチした録音・再生特性が得られます。またクロームテープ専用のイコライザー回路(時定数70μs)は、高域でのS/Nを約4.5dB改善します。
バイアスとイコライザーが独立して切換えられるので、フェリ・クロームテープの特性も、バイアスをNormal、イコライザーをChromeとすることで引き出す事が可能です。
ドルビーシステムを搭載しており、高域のS/Nを改善できます。また、FMステレオ録音時にドルビー回路を安定して働かせるMPXフィルターも組み込まれています。
ドルビーシステム動作時は青ランプが点灯します。
モニターしながら2倍のスピードで早送りするスキップボタンを搭載しています。
Stopボタンを押さずにFF/REWからPlayに移れるダイレクトチェンジ操作レバーを採用しています。
レベルメーターを搭載しています(アタックタイムは200mmsec以下)
入力レベルコントロールと出力レベルコントロールを搭載しています。
FM留守録音や目覚まし再生が可能なスタンバイメカを内蔵しています。
タイマーを接続し、メカを録音(あるいは再生)状態にセットし、PauseレバーをONにしておけば、希望の時間に自動的にスタートします。
スタンバイ時にはピンチローラーがキャプスタンから離れているため、メカやテープを傷めません。
通常モデルのCT-5とホワイトオーク調仕上げのCT-5Dがありました。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ | ||
録音方式 | 交流バイアス85kHz | ||
消去方式 | 交流プッシュプル方式 | ||
ヘッド | 録再:フェライトソリッドヘッドx1 消去:フェライトヘッドx1 |
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モーター | 電子制御DCモーターx1 | ||
早巻速度 | 約80秒(C-60にて) | ||
回転ムラ(WRMS) | 0.12%以下 | ||
周波数特性 | 一般、LHテープ:30Hz~13kHz、40Hz~11kHz ±3dB クロームテープ:30Hz~16kHz、40Hz~12kHz ±3dB |
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S/N |
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入力感度/最大許容入力 /インピーダンス |
マイク:0.2mV/90mV/20kΩ ライン:60mV/9V/470kΩ DIN:1.6mV/2.7V/10kΩ |
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基準出力レベル /インピーダンス |
ライン:300mV/50kΩ ヘッドホン:40mV/8Ω |
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使用半導体 | トランジスタ:37個(モーター電子制御用:2個) FET:2個 IC:2個 ダイオード:32個(モーター電子制御用:1個) ツェナーダイオード:3個 発光ダイオード:1個 |
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電源 | AC100V、50Hz/60Hz | ||
消費電力 | 13W(最大) | ||
外形寸法 | CT-5:幅410x高さ138x奥行330mm CT-5D:幅442x高さ138x奥行330mm |
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重量 | CT-5:8.5kg CT-5D:9.0kg |
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付属 | ステレオ接続コードx2 ヘッドクリーニングキットx1組 |