Pioneer CT-3
¥49,800(1975年頃)
解説
CT-7、CT-5のメカニズムを受け継ぎ、高いコストパフォーマンスを実現したステレオカセットデッキ。
            
低い回転ムラを保証するため、トルクが大きく電圧変動等の影響を受けないDCモーターと、真円度0.1μ以下の高精度キャプスタンを採用しています。
            
ドルビーシステムを内蔵しており、テープヒスノイズを大幅に低減しています。MPXフィルター回路を搭載しており、FM録音テープでもドルビー回路を安定に動作させます。
また、ドルビー動作表示ランプを搭載しています。
            
テープセレクターを搭載しており、一般のローノイズテープを使用する時はバイアス/イコライザーともにSTDの位置、クロームテープ使用時は、CrO2の位置にセットします。
また、フェリ・クロームテープ使用時は、バイアスをSTD、イコライザーをCrO2に切換えて使用します。
            
ヘッドには硬質パーマロイコアを使用したパーマロイソリッドヘッドを採用しています。
            
テープストップの無接点検出機構とソレノイドの併用により、テープやメカに負担がかからないフルオートストップメカを搭載しています。
            
FF/REWからstopを経由せずに直接playに移れるダイレクトチェンジ操作ボタンを採用しています。
            
レベルメーターを搭載しています。
			
機種の定格
| 型式 | ステレオカセットデッキ | ||
| 録音方式 | 交流バイアス85kHz | ||
| 消去方式 | 交流プッシュプル方式 | ||
| ヘッド | 録再:パーマロイソリッドヘッドx1 消去:フェライトヘッドx1  | 
                ||
| モーター | 電子制御DCモーターx1 | ||
| 早巻速度 | 約80秒(C-60にて) | ||
| 回転ムラ(WRMS) | 0.12%以下 | ||
| 周波数特性 | 一般、LHテープ:30Hz~13kHz、40Hz~11kHz ±3dB クロームテープ:30Hz~16kHz、40Hz~12kHz ±3dB  | 
                ||
| S/N | 
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                ||
| 入力感度/最大許容入力 /インピーダンス  | 
                  マイク:0.3mV/63MV/20kΩ(適合インピーダンス600Ω~20kΩ) ライン:63mV/12V/50kΩ DIN:100mV/2V/10kΩ  | 
                ||
| 基準出力レベル /インピーダンス  | 
                  ライン:450mV/50kΩ ヘッドホン:80mV/8Ω  | 
                ||
| 使用半導体 | トランジスタ:41個(モーター電子制御用:2個) FET:2個 ダイオード:25個(モーター電子制御用:1個) ツェナーダイオード:3個 発光ダイオード:1個  | 
                ||
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz | ||
| 消費電力 | 13W(最大) | ||
| 外形寸法 | 幅350x高さ142x奥行282mm | ||
| 重量 | 6.5kg | ||
| 付属 | ステレオ接続コードx2 ヘッドクリーニングキットx1組  |