Pioneer CT-2
¥45,800(1976年頃)
解説
上級機の駆動部を継承し、正立ホールド機構を採用したステレオカセットデッキ。
モーターにはトルクリップルや振動の少ないジェネレーター内蔵のDCモーターを採用しており、精密仕上げされたキャプスタンや70mmフライホイール、平ベルトの採用により、安定した回転性能を得ています。
また、テープ走行を安定させるリールに6枚羽根を採用し、リールとハブとの遊びを抑え、安定したテープ走行を実現しています。
3段切換式テープセレクターを搭載しています。
検知孔つきクロームテープを装着するとバイアスがクローム用にセットされます。また、スタンダードやフェリクロームテープなど、検知孔の無いテープを装着すればバイアスはSTD/Fe-Cr用に自動的にセットされます。
イコライザーは手動でSTD/Fe-Cr/CrO2の3種類が選べます。
ヒスノイズがカットできるノイズフィルターを搭載しています。
ステレオ/モノ自動切換えタイプのマイクジャックを搭載しています。
ホール素子を採用したフルオートストップ機構を搭載しています。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
ヘッド | 録再:硬質パーマロイヘッドx1 消去:フェライトヘッドx1 |
モーター | 電子制御DCモーター(ジェネレーター内蔵)x1 |
早巻速度 | 85秒以下(C-60にて) |
回転ムラ(WRMS) | 0.08%以下 |
周波数特性 | 一般、LHテープ:30Hz~14kHz、40Hz~13kHz ±3dB クロームテープ:30Hz~16kHz、40Hz~15kHz ±3dB フェリクロームテープ:30Hz~16kHz、40Hz~15kHz ±3dB |
S/N | 一般/LHテープ:52dB以上 |
歪率 | 1.7%以下 |
入力感度/最大許容入力 /インピーダンス |
マイク:0.3mV/63mV/24kΩ(適合マイクインピーダンス250Ω~30kΩ) ライン:63mV/12.6V/330kΩ DIN:10mV/2V/2.2kΩ |
基準出力レベル/最大レベル /インピーダンス |
ライン:450mV/710mV/50kΩ DIN:450mV/710mV/5kΩ ヘッドホン:60mV/95mV/8Ω |
使用半導体 | トランジスタ:16個(モーター電子制御用:3個) IC:2個 ダイオード:11個(モーター電子制御用:1個) ツェナーダイオード:1個 発光ダイオード:1個 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 8.5W |
外形寸法 | 幅380x高さ150x奥行316mm |
重量 | 6.9kg |
付属 | ステレオ接続コードx2 ヘッドクリーニングキットx1 |