Pioneer SP-D07
¥120,000(1997年頃)
解説
ドルビーデジタルに対応したドルビーデジタル&プロロジックプロセッサー。
ドルビーデジタルデコーダーを搭載しており、DVDソースなどのディスクリート5.1チャンネル再生が可能です。
また、従来のドルビープロロジック4チャンネル再生にも対応しており、MUSE3-1音声方式の4ch入力にも対応しているため、ハイビジョン放送やハイビジョンLDなどのマスターボリュームコントローラーとしても使用できます。
3種類のサウンドフィールドコントロール機能を搭載しており、ドルビーデジタルやプロロジックなどのサラウンドモードと組み合わせることができます。
Theater1はデジタルマルチ音声に対応した最新の大型映画館の音響パラメーターを設定しています。また、Theater2はTheater1の再生音場をリビングで再現するためのパラメーター設定がされた、日本の居住空間に適したポジションとなっています。Hallは座席数1,000~2,000の大型コンサートホールの音響パラメーターが設定されています。
これらの音場効果はエフェクトレベルコントロールで自由に調整できます。
使用するスピーカーに対して再生条件をファインチューニングするスピーカーセッティング機能を搭載しています。
この機能では、センタースピーカーやサブウーファーなどの有無に応じた再生チャンネル数指定や使用するスピーカータイプに合わせた設定(Large/Small)を行います。これにより使用しないチャンネルの音声信号は自動的に他チャンネルへと振り分けて再生します。また、低域再生に限界のあるスピーカーを使用する場合にも低域成分を他チャンネルへと振り分けます。
さらに各チャンネルのレベル調整もリモコン操作で厳密に行えます。
好みに合わせて低音調整が可能なローフリケンシーコントロール機能を搭載しています。
この機能は5.1chのLFEchの調整機能で、アッテネーター量は3段階で切換可能です。また、低音の強調がしたい場合にはスーパーバス機能で100Hz以下の低音をブーストでき、逆に低音が強すぎてサブウーファーが歪む場合にはローカットフィルター機能で40Hz以下の音をカットできます。
サブウーファーを接続しない場合にはLFEch信号は自動的に他のチャンネルへと振り分けて再生されます。
ソフト側のダイナミックレンジ圧縮に対応したダイナミックレンジコンプレッション機能を搭載しています。
音質を重視するためビデオセレクター機能を排除した構成となっています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | サラウンドプロセッサー | ||
音声プログラム |
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SN比 | Digital1/2:98dB(IHF-Aネットワーク、ショートサーキット) | ||
入力感度/インピーダンス | AC-3 RF:0.4Vp-p/75Ω Digital1/2:0.5Vp-p/75Ω Line1/2:200mV/45kΩ |
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周波数特性 | 20Hz~20kHz +0 -3dB | ||
出レベル/インピーダンス | フロントL/R、センターx2、リアLS、RS、サブウーファーx2:1V/1kΩ | ||
全高調波歪率 | 0.008%以下(1kHz) | ||
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | ||
消費電力 | 32W(電気用品取締法) | ||
外形寸法 | 幅456x高さ86x奥行337mm | ||
重量 | 6.0kg | ||
付属 | ワイヤレスリモコン |