Pioneer VSA-500
¥59,800(1988年発売)
解説
ドルビーサラウンドを採用したAVコントロールセンター
サラウンドをより高品質な音で楽しむためADM(Adaptive
Delta
Modulation)デジタルサラウンド方式を採用しています。デジタルディレイICへのコントロール信号を切り換える事により、15、20、30msの3段階のディレイタイムが選択出来ます。
ソースに合わせて3つのサラウンドモードが選べます。
ドルビーサラウンドモードでは、録音時にエンコードされたソースをデコードして再生しており、ノイズを低減しています。サラウンド信号は、L/R信号に15~30msのディレイを与え、さらにドルビーBタイプノイズリダクション回路を通してSNを改善しています。サラウンド信号がmono構成のため音場の広がりよりも後方の音像の定位感を向上させています。
シミュレーテッド・サラウンドモードではモノラルのプログラムソースに対して擬似的にサラウンド効果を持たせるためのモードで、L+R信号とその遅延後の信号とを加算または減算した信号をサラウンドL/Rチャンネルに出力されることで、自然な広がりあるサラウンドを実現しています。
スタジアムモードはステレオ信号に対してサラウンド効果を持たせるモードで、L/R信号とその遅延後の信号をそれぞれサラウンドL/Rチャンネルに出力し、スタジアムのような臨場感を再現しています。
VCR2にS端子を装備しており、より高画質なソースに対応しています。
AV4系統に加え、オーディオ5系統、ビデオ1系統の入出力端子を搭載しています。
リモコンで操作できる電子ボリュームを採用しています。
ハニカムシャーシや大型インシュレーター、極太電源コードなど、音質にも配慮されたパーツが採用されています。
ビデオやTV、オーディオ機器をコントロール出来る学習機能付AVプログラマブル・リモコンが付属しています。。
機種の定格
型式 | ドルビーサラウンド内蔵AVコントロールセンター | ||||
<オーディオ部> | |||||
実用最大出力(EIAJ、6Ω) |
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定格出力 | フロント:70W+70W(20Hz~20kHz、0.08%、6Ω) | ||||
S/N比 | Phono MM:72dB CD、Tuner、Tape1/DAT1、Tape2/DAT2、VDP、VCR1、2、Video:93dB |
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入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/50kΩ CD、Tuner、Tape1/DAT1、Tape2/DAT2、VDP、VCR1、2、Video:150mV/50kΩ |
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最大許容入力 | Phono MM:100mV(1kHz、0.1%) | ||||
周波数特性 | Phono MM:20Hz~20kHz ±0.5dB CD、Tuner、Tape1/DAT1、Tape2/DAT2、VDP、VCR1、2、Video:5Hz~80kHz +0 -3dB |
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出力レベル/インピーダンス | Tape1/DAT1、Tape2/DAT2 Rec:150mV/2.2kΩ VCR1、2 Rec:150mV/2.2kΩ Center(L+R) Out:1V/2.2kΩ |
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トーンコントロール | Bass:100Hz、±8dB Treble:10kHz、±8dB |
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ミューティング | -∞dB | ||||
<サラウンド部> | |||||
周波数特性 | 30Hz~7kHz +0 -3dB(VDP、サラウンドOUT、Dolbyポジション) | ||||
<ビデオ部> | |||||
入力感度/インピーダンス | VCR1、2、VDP、Video、Video Adaptor:1Vp-p/75Ω S端子:VCR2 |
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出力レベル/インピーダンス | VCR1、2、VDP、Video、Monitor、(S)Monitor:1Vp-p/75Ω | ||||
周波数特性 | 5Hz~10MHz +0 -3dB | ||||
SN比 | 55dB以上 | ||||
<総合> | |||||
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | ||||
消費電力 | 155W(電気用品取締法) | ||||
外形寸法 | 幅420x高さ125x奥行331mm | ||||
重量 | 7.8kg | ||||
付属 | プログラマブルリモコン CU-VSA003 |